こんばんは。今日は僕が最も注目している、期待の日本選手を紹介したいと思います。
リオデジャネイロオリンピックで、U-23日本代表の10番を背負った、中島翔哉選手です。
現在23歳。僕の1つ下ですね。(笑)
世界的に見ても、ぎりぎり若手と言える年齢です。
今回は中島選手の魅力と、昨日紹介した羽生選手や平野選手といった一流スポーツ選手たちと、どういったところが共通しているかを考察していきます。
引用元:Goal.com
プロになるまでの苦労
中島選手は、サッカーを始めてすぐの小学生の時に、両親が離婚しました。それ以降は母子家庭で育ちました。
プロになってからのインタビューでは、「母のためにサッカーで成功したい」と言っていました。
僕たちは日本人は、やはりどの家庭もそれなりにお金に余裕のある家庭が多いので、お金のことは気にせずにプレーしている子どもがたくさんいます。ですが海外をみると、サッカーは生きていくため、お金を稼ぐための手段となっている場合が多いです。
先日紹介したメッシ選手も、やはり家庭状況は厳しい中でサッカーをやらせてもらっていたようです。サッカーが上手くなりたいという気持ちだけでなく、【家族のため】という思いを小さい頃から背負ってプレーしていたのでしょう。過去のトッププレイヤーたちには、こういった背景を持つ人がたくさんいます。これは成功するためのかなり大きな動機付けになっているのではないかと僕は考えています。
メッシ選手と2枚看板を背負うクリスティアーノ・ロナウド選手も、同じですよね。
この中島選手の【母のため】という想いは、他の日本の選手たちと背負うものの大きさにとてつもない差が生まれているのではないでしょうか。
中島選手は練習の鬼だそうで、練習のモチベーションになっているのは間違いなく【母のために】上手くなって成功したいという想いだと僕は考えています。
U-23日本代表10番として活躍
順調に成長して、10台でプロデビューを果たしましたが、そこからなかなか思うように活躍の場を広げていくことができていませんでした。
J2での戦いを続けていた時に、手倉森監督に才能を見出さてU23日本代表に召集され、10番を託されました。
と言いつつも、世代別代表の常連だったようなので、才能を見出されたというよりは、やはり順調に成長していたのかもしれません。
僕が初めて中島選手のプレーを見たのは、このリオオリンピックの予選ででした。
この世代の代表の中では、ドリブルの仕掛けるチャレンジ回数と、足元の技術、特に攻めのドリブルの技術は群を抜いていました。トラップも柔らかく、見ていて一番面白い選手でした。
この時のプレーを見て、「この選手は必ず日本のトップまで来るぞ」と僕は思いました。
メッシ選手を初めて見たときに似た感覚でしたね。(笑)
予選では全試合スタメン、本戦でも全試合スタメン出場しましたが、結果は残念ながら予選敗退。ですがコロンビア戦で見せた、あのロングシュートは日本のちびっこアタッカーの新しい扉を開いた瞬間だと僕は思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=6yxg8lZklxM
というのも、それまではドリブラーであのようなロングシュートを決めることができる選手が、日本にこれまでにいなかったからです。
日本のドリブラー=シュートが下手という概念を打ち破る選手が遂に出てきたのです。
ちなみに、南野拓実選手、久保裕也選手も惜しいところまで来ていますが、まだ中島選手の域にまでは及んでいません。
Jリーグでの苦戦
オリンピック後にFC東京での出場機会も増えましたが、僕が予想していたような数字が出てきませんでした。やはり日本のサッカーでは、単独で崩す選手を使いこなせる監督、戦術が少ないように僕は思います。まあ僕もプロではないので、これから勉強してかなくてはいけませんが、中島選手、過去には松井大輔選手なども海外に行って活躍しましたよね。
なので僕は、中島選手には早く海外に移籍して、より個を極めて欲しいと思っていました。
海外でアタッカーとして結果を残せる選手というのは、個で相手の選手を何枚か引き剥がせる人でなければなりません。例を挙げると、松井選手や宇佐美貴史選手(今は微妙ですが)、そして歴代で最も成果を残しているのは乾貴士選手ですね。
シュートセンスを兼ね備えている中島選手は、僕は乾選手を超えることができる可能性を秘めていると思っています。
海外に移籍し、一気に才能が開花
昨年に、遂に海外からの念願のオファーが届き、ポルトガルのポルティモネンセに移籍しました。そして僕の期待通り、見事ポルトガルの地で躍動してくれています。
ちなみに、昨日のリーグ戦でも1得点1アシストの大活躍だったそうですよ~。
一流プレイヤーとの共通点は?
【背負うものが重みあること】、これはやはり一流選手における共通点で、中島選手も家族のためという確固たる信念を持っています。
昨日のメンタルの話でいうと、中島選手は何度もJリーグのチームで不遇の時期を経験してきました。それでも折れずに、虎視眈々とチャンスを狙ってオリンピック、オリンピック後のJリーグ、ポルティモネンセで結果を出してきました。挫折が彼を更なる高みへと導いてくれていて、中島選手自身も満足することなく常に理想の自分を思い描いて、それを追って練習に励んでいます。
代表の遠征では、必ず自前の筋トレ器具を持参して、暇さえあれば自室で筋トレをしているようです。
変態すぎる。(笑)
ただ、トップまで登りつめるような選手は、こういう変態エピソードを必ず持っていますよね。
今後の期待
中島選手は夢ノートというものをつけていて、それによると今年はFCバルセロナに移籍するようです。まだ難しいとは思いますが、僕は彼なら「無理」とは言い切れないと思っています。【母のため】に、そして自分の夢のために真っすぐに突き進んでいく中島選手。
成功する多くの選手は、目標を細かく細分化して、ノートに書く癖を持っています。例えば、野球の大谷選手は高校時代からマンダラチャートを利用して、日々の練習を記録して、目標とすり合わせていたそうです。
もちろん中島選手もこれを実行しているようで、それが結果として今表れていますからね。
もう何個かステップを踏まなければいけないと思いますが、バロンドールを取るという夢も絶対に叶えてもらいたいですね。
いや、べらべら人のこと話してますけど、僕も目標を細分化して毎日記録しないとなと思いますよ。3日坊主を直せっていう話なんですけどね、まず。
てなわけで、今度ファンレター出してみようかな。頑張れ中島選手!