今朝、不思議な夢を見ました。
不思議と言いますか、目が覚めた後もずーっと覚えている夢ってたまにあるじゃないですか。
久々に、それを見ました。
久々の再会
その夢に出てきたのは、サッカーコーチ時代にお世話になった監督と第二コーチです。
再会と言ってもですね、本当に会ったわけではありません。あくまでも、僕の脳が勝手に創り出した幻影ですね。
二人と会った場所はトップチームが練習をしているグラウンドで、僕ともう一人のコーチも含めて4人がいました。
実際に目の前で選手たちが練習しているのを見せながら、
「お前、このメニューの意図がわかるか?」
と聞かれ、
「これが次にこうして、こうなるんですよね?」
的なことを答えると、
「わかってんじゃん」
と言われたんですね。
「おお、この感じ懐かしいぞ!」と興奮していると、
「お前の練習メニューを見せてみろ」
と言われ僕はどうするのかと思いきや、ポッケに手を突っ込むと、トレーニングメニューを書いた紙があって、それを取り出して2人に見せました。
それを見ながら、
「これはどういう意図で?」
と第二コーチに聞かれ、
「こうして、ああします」
と答えていきました。
二人はそのメニューを凝視した後に、
「よし、じゃあそれでやってみろ」
と僕に言いました。
「よっしゃ!このメニューでやるぞ!」と意気込んで、選手たちのところに向かう前に、
「もちろん、練習が終わった後に共有した方がいいですよね?」
と尋ねると
「そうだわな」
と、一言。
そして、さあ選手たちのところへ行こうというところで…目が覚めてしまいました。
ここから熱い場面なのに、ってところで目を覚ますのが夢ですよね。何ででしょうか。
起きてから、「あの後どうなってたんだべ」としばらく考えてしまいました。
動画と本と
昨日、寝る前にたまたまYouTubeを見回りしていたら、
これらの動画に行き着いたんですね。
「あ~コーチ時代が懐かしいな~」なんて思いながら。
それと、今友人に勧められてアルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)という本を読んでいるのですが、ここで言われているのは人生のあらゆる出来事にはそれが起こる前兆というものについてです。
それをポジティブに捉えることができるか、あるいは運が無かったと諦めるきっかけにするか、どちらの選択を取るべきかを、主人公の行動を通して学んでいく内容ですね。
そして自分の心と、深く深く対話していくことで、自分と世界の真理を探っていきます。
夢といい、見た動画といい、読んでる本といい、宇宙は何かを僕に伝えようとしているのかもしれません!
前兆に気がつくようになるのだよ。そして、それに従って行きなさい
by 王様『アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)
』
300記事をゴミ箱にぶち込んで
以前からブログを定期的に読んでくださっている方はご存知でしょうが、ここ最近はサッカー関連の記事ではなく、自分の今の仕事に関することや夢、希望をダラッダラあーだこーだと、何の生産性も無しにね。
ゴミのような記事を毎日毎日性懲りもなく、インターネット上にアップしていました。
そういったジャンルの記事を書くのも楽しくなかったわけではないのですが、最近段々と苦しくなってきていたんですね。
というのも、昔から数少ない親友たち数人にだけ教えていたこのブログを、ここ最近はいろいろな人にも教えるようになり、徐々に始めた当初の目的を見失ってきていました。
自分のコーチングの成長のためにと記録としていた記事が、気づけば今の仕事についてに変わってきたのまではまだ良かったのですが、最近はビュー数が増えてきたのを良いことに、色気づいた記事を書こうとしていたように思います。
それに、普段たまにビジネス関連の動画を見ると、「これからは個の時代!個人でガンガン情報発信をして、自分をアピールしろ!」といううたい文句が溢れています。
もちろん、それも新しい時代を生き残る上で、一つの生存戦略であることは間違いありません。
ですがね~、そもそも内向型人間の僕にとっては、それは相当なストレスがかかるものなんですよ。
「え、じゃあこのブログはなんなの?」と聞かれると、そもそもひっそりとやるつもりで、ひっそりと続けていくつもりでした。
それがどうしたものか、人間は欲深いもので気づけば…ね。
ふと、数日前にここ半年に書いた記事を読み返してみました。素直に感じたことは「これは自分か?」というもので、この違和感を感じて更新するのが億劫になりました。
無理矢理、苦しみから逃げるな、弱さから逃げるなと自分に言い聞かせてですね。
ブログは無理にでも毎日書かなければならない…何かネタを毎日見つけなければならない…何を書けばいい…鋭い視点を見せつけよう…大きな事を、カッコいいことを言おう…そうだ、町で起業するって話をすれば、読者の目には良いように映るだろう…。
Beware that, when fighting monsters, you yourself do not become a monster… for when you gaze long into the abyss. The abyss gazes also into you.
by ニーチェ『善悪の彼岸』
吐き気がしたので、とりあえず自分を等身大以上に見せようとした300記事以上をですね、ゴミ箱にぶち込みました。
ブログ名も、このブログを立ち上げた時の名前に戻してですね、記事もブログの趣旨に合わせたものだけ戻しました。
いや~ね、スッキリ!(笑)
まとめ:原点に戻ろう
今日は、本当は知り合いの方たちと町で起こそうとしている事業の作戦会議をする予定でした。が、もうどうでもよくなってぶっちしました。
そもそも「絶対に上手くやれない」と感じる人がいて、嫌で嫌で仕方なかったんですよね。
申し訳ないですけど、やっぱり無理でした。
この2日間、色々な人と会いましたが、自分にとって長く付き合っていく上で大事な要素は、会話のキャッチボールが成立するかどうかが一番です。
一方的にボールを投げ続けてくる人とは、一緒に居るとストレスマッハになるので居たくないんだなと気づきました。
学生時代から極度にストレスや疲れがたまると腹痛を起こしてしまうので、午前中は寝込んでいましたが、午後からは良くなってサウナでメンタルを整えてきました。
サウナで考えたことは、なぜブログを自然と元の形に戻したのかについてで、深めていくとある答えに辿り着きました。
僕は、原点に戻りたいのかもしれないということです。
僕がこの世で好きなことは、結局のところ本とサッカーの2つなんですよね。
情報発信ではないんです。
このブログも自分の考えや構想をアピールしようという情報発信が目的ではなく、本とサッカーという大好きな2つのものがあって、それに付随して自分のコーチ日記を残しておこうだとか、日々の振り返りを、本を読んで取り入れた知識と組み合わせて書き残そうという目的だったんです。
それが巡り巡って、たまたま読んでくれた誰かのためにもなれば尚良しでした。
ブログのデザインは原点に戻れたので、次は今の生活を原点に近づけようと思います。
背伸びをして人と会うのではなく、僕が最も貢献したいと思える人たちに会う時間を増やすのです。
それはたぶん、
- サッカーが上手くなりたい
- 成長したい
といった子どもたちではないでしょうか。
そこに気がつくと、今の仕事ともう一度向き合う姿勢を見直そうとも思えてきます。
夏に小学校の先生として働く友人と語り合ったことでふつふつと湧いてきた、もう一度コーチに戻りたいという気持ちにも向き合っていいのではと思い、フットサルチームの代表に連絡して、コーチを募集しているチームに掛け合ってもらっています。
サッカーショップの店長なので、地区のサッカー情報に精通しているのでね。(笑)
コーチ時代は確かに毎日苦しかったのは事実ですが、でもサッカーと選手たちと向き合っている時間が自分は一番輝いていたのではないでしょうか。
どんな練習をしたら選手たちは伸びるだろうか、メニューにどんな制限を加えたらより楽しめるだろうか…と考える時間が最高に楽しくてですね。
必死に考えて、必死に反省し、今思うとまだまだやれただろと思うやり残したたくさんのことを、あの時の情熱を、僕の原点ともいえる場所に立ち返ってね。
カッコつけようとか、良いことを言おうとか、でかい夢語ろうとか、やっぱり僕には違うんですね。
僕はずーっと子どもたちと一緒に泥にまみれて、這いつくばって前に進んでいきたいだけなのかもしれません。
そうか、自分にとっての本質はいつだって成長できたあの原点にあったんですね。