2年前「仕事は楽しいもんだ」と言ったオヤジ
そして今日もオヤジは僕に「やっぱり仕事は楽しいな」と言った
口下手なオヤジが年々饒舌になっているのは 歳を取ったからだけではない
僕もオヤジと同じ社会人となり 一緒の目線で話せる話題が増えたからだ
共通の話題がサッカーから仕事へ
「色々と次の仕事を見てみたけど、お前に合ってるんじゃないか」
いつだって僕に期待をしてくれていた
それは重過ぎる期待ではなく 僕のレベルに合った期待
だからこそいつも決断の時に言われてきた
本当にそれでいいのか？
後悔はないのか？
お前にとってそれで十分なのか？
いつでも見抜いていた
僕がいつも自分のレベルより下に逃げていたことを
ずっともどかしかったんだ
お前ならもっとできるのに
なぜ
だけどようやく自分の行くべき場所がわかってきて
ようやくその一歩を踏み出す
気づくのは自分自身
行動に移すのも自分自身
いつだって家族な僕に期待して 応援してくれていた
置かれた場所でしっかり咲く
置かれた場所で奮闘したからこそ 次の道が見えてきた
そしてチャンスの蜘蛛の糸を見つけた
僕は言葉によって導かれている
この歳になっても新しい挑戦は楽しみだ
緊張感があるってのは 仕事に張りが出てイイ
新しいことに挑戦するのが好きな僕たち兄弟はオヤジ譲り
いや先祖から受け継がれてきたもの
続けることが難しいんだ
本当にそう思うのは 苦手なことに継続して取り組む姿勢を磨いてきたから
始めることよりも続けることが何だって難しい
自分がやってきたことを 死んだ後も世に残せるかもしれないなんて
こんなに素晴らしいことはない
やっぱり、仕事ってのは楽しいな
仕事に誇りを持って打ち込んできたからこそ 楽しみを見出すことができる
継続してきたからこそ 成果に辿り着くことができる
神様は
毎日の中に永遠を見出そうとする者にそっと微笑むのだ
