歩くことに慣れ
走ることに慣れ
遊び回ることに慣れた君
上り坂もお手のものと駆け上がり
油断したその時
後ろにバランスを崩し
後ろへと転げ回り頭を打つ
館内に響く泣き声の元に駆け寄り
抱き上げた時に感じるのは痛みよりも恐怖
確かに怖かった
確かに危なかった
差す指の先は遊び場の外
恐怖から少しでも遠くに逃れるために
でも
大丈夫
もう一回
やってみよう
怖いなら一緒に
何度でも手を握るから
涙を拭いて
手を固く握って
力強く地を踏んで
坂を登っていく
さっきは見れなかった上からの景色を背に
今度は一緒に滑ろう
もう
大丈夫
また一回
やってみて
慎重にひとりで
僕はここから見ているから
いつでも駆けつけるから