お疲れさまです。

過去のサーキットドリブルを提案した記事と社会人になってやっていた自主練の記事が地味に伸びているので、今日はこの2つに関連する大学時代の自主練について書こうと思います。

トレーニングに関する記事は久々ですね。

大学時代は大学のサッカー部ではなく社会人クラブに所属していたのですが、僕のチームは社会人メンバーの方々の多くが平日は仕事で忙しく(なぜか三井住友銀行の方が多かった)平日の練習は無しで土日の練習試合のみだったので、平日は各自で身体を作ることになっていました。

皆レベルが高く、これまで培ってきた技術と経験では到底太刀打ちできない強者揃いでしたので、僕ももれなく平日はアパートの裏の公園で夜な夜な一人でボールを蹴る日々を送っておりました。

それまでも中高と異なる意識を持って練習や自主練に励んでいましたが、それまでとはまた違う課題を突きつけられていたので、その課題を克服するメニューを考えて、やっていたのが懐かしい…。

というわけで、今回の記事では課題とそれに対して行っていた自主練を紹介します。

学生、社会人問わずプレイヤーとして上手くなりたい方の少しでも参考となれば幸いです。

※大学時代の自主練習場はコチラ

暗闇1号級リフティング


まずは、自主練のアップとして取り組んでいたメニューを紹介します。

社会人クラブでは僕の他に大学生が2人いて、1人は同じ大学の同じ回生でしたが僕が浪人していたので年齢は1つ下、パリピ陽キャということもありプライベートが忙しく、高校時代の貯金でプレーしているようなヤツでした。

(棘のある書き方をしていますがめちゃいいヤツです)

もう1人は隣の大学で学年は1つ下で年齢は2つ下、ですがサッカー部がない大学だったのでこのクラブに来ていて、サッカーに貪欲なヤツでした。

なのでこのチームメイトと毎週末2人でチームの練習試合に行き、2人で平日は週1〜2で個サルや知り合いの伝手でどこかしらのチームに飛び入り参加していました。

その時に2人でよくやっていたのが1号級でのリフティングで落とした回数が多い方がジュースを奢る、というゲームでして。

前置きが長くなりすみませんが、僕はリフティングが大の苦手でして、このゲームでは毎回負けるのが常でした。

そんなこともあり、アップは1号級でリフティングを100回やることを自分に課していました。

今はもうできなくなっていますが、当時はこれができないとこの後のメニューに移れないという規則がありましので、最初はドリブル練習になかなかいけなくて超苦痛でした…。

特に公園のわずかな光しかない暗闇の中で行っていたので、メニューの内容自体はとてもシンプルですが、ボールが見えづらいので感覚を研ぎ澄ませてボールの芯を捉え続けないと、あらぬ方向に行ってしまった時にリカバリーが超大変です。

大学時代に行ったこのトレーニングのおかげで、急に浮いたボールが来た時に力を抜いてタッチできるようになったと思います。

3回目蹴り上げリフティング


日中に自主練習をする時は、1号級リフティングの後に5号級で3回目蹴り上げリフティングというものを行います。

これはその名の通り、2タッチ目までは普通の高さでリフティングし、3回目で高く蹴り上げます。

なので4回目ではその落ちてきたボールを上手く収めて、2タッチでまた調整し、その次の3タッチ目でまた高く…という上手くいけば無限ループを行います。

言葉にすると単純ですがこれが超絶難しくて、当たり前ですが、蹴り上げたボールが高ければ高いほど、そのボールをコントロールするのが難しくなります。

上手な選手だと、この高さでもコントロールできるみたいです。

このトレーニングのイメージはロングボールのトレーニングですね。

ちなみに、夜に3回目蹴り上げリフティングをすると蹴り上げる時の音が響くようで、近所のおじさんから怒られできませんでした。笑

メトロノームトレーニング


高校まではドリブルに絶対の自信を持っていたのですが、大阪府社会人1部リーグでその自信はあっけなくへし折られました。

なのでなんとかしてドリブルを改善しないといけないと思い、当時は色々とドリブル練習を見漁ったのですが、その中で行き着いたのがこのドリブルデザイナー岡部さんの動画でした。

当時はドリブルの型を自分なりに意識していたことはなく感覚で抜いていたのですが、この動画を見てから、特にサイドでボールを受けた時の置き所と抜くタイミングを意識したなと思いまして、毎日ひたすらタッチと足の運びを繰り返し体に染み込ませました。

おすすめは、メトロノームトレーニング3種です。

大阪府社会人1部になると相手DFのスピードもフィジカルも上がり、最初はボールを体から離してしまい取られていたのですが、これを身につけてからは、無理にボールを蹴り出してよーいドンで体を入れられて負けることが減り、相手を誘い縦に入れ替わる形で抜けるようになりました。

サーキットドリブル


先ほどのメトロノームトレーニングはタッチライン際で相手と1対1になった時に、相手を誘いかつ抜けるタイミングの間合いに常にボールを置くための基本姿勢を身につける練習です。

なので、ここからが自主練のメインとなる実践トレーニングになります。

試合でドリブルする時というのは、必ずしもタッチライン際でボールをもらう場面ばかりではありません。

タッチラインよりも内側で、中央で、ハーフラインより前、あるいは後ろで、前を向けて受けれる時、半身で受けれる時、後ろ向きでターンが必要な時など様々です。

ただ、僕のように攻撃的なポジションを任される選手であれば、「前に」ボールを運ばなければなりません。

そしてドリブラーを自称するのであれば、一人抜いて終わりではなく、二人目三人目とぶち抜いてチャンスを作らなければなりません。

前を向いてボールを素早く前進させ、かつ複数人を相手にしてもそれができるスキルを磨くために行き着いたドリブル練習がサーキットドリブルでした。

過去に小学生のスクールでも練習で取り入れたのですが、

原点は大学時代にあります。

これはマーカーやコーンを並べてその間を小刻みに細かいタッチで交わしていくものではなく、交わした後に前へいかに早く進むかに重きを置いています。

個人的には、コーンドリブルは足元の技術は上達しますが、実戦で使うドリブルには繋がりません。

公園の写真を見ていただくとわかるのですが、僕が利用していた公園は遊具の周りに板が何枚も立っていました。

イメージはこんな感じですが、この板の存在がめちゃ良くてですね。

マーカーやコーンとは異なり、見ての通り縦に幅があります。

なので板を敵と見るのではなく、板と板の間をドリブルして通過したいので単にそのコースを作っているモノとだけ見ます。

サーキットドリブルでやりたいことは「抜く」ことではなく、緩急を移動する運ぶ、そしてその繰り返しになります。

ざっくりと、板と板の間でやることはこんなイメージです。

「は?」と思う方もいるかもしれませんが、このサーキットドリブルで身につけたいことは、ドリブル中の緩急とその繰り返しになります。

そのため、足元の技術や細かいタッチは気にせず、板の場所に来たらまず「止まる」。

体は正面を向いたまま、アウトサイドやインサイドで横にスライドする。

横に逃げたら一気に加速する、この時のタッチは大きくても細かくてもどちらでも良いけど、大事なことは前に早く運ぶことです。

ただ、また板が来るので「止まる」。

大学1年生の時にアメフト部に2ヶ月だけ入部した際に、ランニングバックというポジションをやらされていたのでとにかくステップワークをやらされました。

アメフト部でやったステップワークについてはまた別の機会に紹介できればと思いますが、その時に「あれ、このステップってドリブルの時にめっちゃ大事なのでは?特に止まることが」と気づきまして。

サッカーのドリブルも前にスピードを上げて突っ込んで行った時に、交わす前に必ず「止まる」必要があるのですが、その止まるってのは意外と軽視されているなと個人的には思っています。

交わすことが割と注目されていますが、緩急を活かすのは上がっているスピードをどう殺すか、そして横に素早くスライドし、また急加速ができれば華麗な足技がなくとも簡単に相手を交わせてしまいます。

この公園を使ったサーキットドリブルは大学2年生ごろから初めて卒業するまで続けましたが、それまでもドリブルが長所でしたがこの3年間でドリブルが更に飛躍的に伸びた気がしています。

とはいえ、残念ながらプロにはかすりもしませんでしたが…。苦笑

イメトレドリブル


自主練習の最後の締めは、目の前に相手が複数人いることを想定しながらのドリブルです。

これは中高生になってある程度のドリブル実践経験を重ね、この時相手はこう来るみたいなパターンをある程度持っていないとできません。

僕が利用していた公園には遊具の横に広々としたコートもあったので、夜な夜な3人を相手にしたドリブル突破のイメトレを行っていました。

例えば、一人目を右に抜いたら左から2人目が来て、更に右によけると右から3人目が来るので左に避けながら2人目との間のコースを縫うように進む。

みたいなイメージをしながら、これまでのタッチ、緩急、止まるを意識してやることで、相手はいませんが実践を意識したトレーニングになります。

ダッシュ


最後は最も単純で、最も効果のあるトレーニング「ダッシュ」です。

長距離のランニングは苦手なのですが、ダッシュはまだ目的を持てるので耐えれました。笑

ここまでのトレーニングを1時間もやると、足は1試合をこなしたほどではないにせよ、かなりの負荷をかけることができます。

その上で、最後に僕は10m〜15mのダッシュを15本、自分に課していました。

これを続けたことで、サイドハーフや3トップウィングで出た際に何度もプレスバックできるスプリント力が身につき、「犬」と呼ばれるようになった僕は、相手のサイドのキーマン側に配置され、前半に何度も相手の裏に飛び出し、プレスバックして体力を削るという重要な役割を任されました。

(後半は僕と交代で切り札が投入され、仕留めるという言ってしまうとまさに「噛ませ”犬”」でした。笑)

中高時代は周囲からチヤホヤされていたことでこういった泥臭い自主練を避けていましたが、やはりシンプルなダッシュはとても重要です。

ちなみに、一時期は公園の裏手にあるドギツイ坂道をダッシュしてましたが、流石に膝がぶち壊れそうになったのでやめました。

無理はせず、平坦なクレーの環境で構いませんので、ドリブラーだからこそ基本の素走りもやってみてもらえたらと思います。

愚直に、繰り返し練習することが大事


途中でも書いたように、このメニューが固まってから3年間、バイトが忙しくない日の夜に週3〜4で何度も繰り返し行ってきました。

大阪府社会人1部や北海道トップリーグになるとこれでもまだまだ未熟ではありましたが、それより下のカテゴリーやコーチとして選手権全国に出る高校生たちとプレーをしていても、サッカーやフットサルでボールを取られることは基本ありませんでした。

今は現役を退いたので打ち抜くドリブルはできなくなってきていますが、それなりに上手いと言われ続けられたのも、こういった地味だけど、周りにある環境を活かして自主練を続けてきたからに他なりません。

(お金にはならないけど。笑)

繰り返し、愚直に、何度でもやることで少しずつ身につくのが基礎練習ですからね。

僕が学生時代にもがき苦しむ中で見つけたトレーニングメニューとその経験が、ドリブルの自主練を探している人の少しでも参考になれば幸いです!


勇樹

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