久しぶりに東京へ!
昨日、遂に僕は結婚式童貞を卒業しました。万歳。
他人の結婚式であっても、参加しているとなんだか少し恥ずかしくなるのはなぜでしょう。
まあ、初めてにしては堂々たる振る舞いができたと思っています。
この3日間で5人の友人たちと語り合い、普段この田舎では知れない価値観や考え方に触れることができました。
知識がドバドバと勢いよく入ってきてまだ上手く解釈しきれていないので、今日の記事では結婚式に参加して感じたことを書き残しておこうと思います。
結婚式の参加者から友人の苦労を想像する
結婚式に参加して一番衝撃的だったのは、結婚した友人が戦っている場所でした。
友人は大企業に勤めており、仕事の話を何度か聞いたことがありましたが、実際に友人が一緒に働いている職場の方たちを初めて見ました。
僕が友人の職場の方たちから感じたのは、「仕事できるオーラ」でした。
同時に「僕は友人のように、この職場の方たちと普段から戦える力があるだろうか?」という疑問も湧いてきました。
答えは明確で、「絶対無理!」ですね。
光の速さで心をバキボキに折られる自信があります。
それくらいね、なんというか大企業の方達のオーラって凄いんですよ。
「よくこんな強者たちと戦えるな…」と思わずにはいられませんでした。
戦いというと語弊がありますが、仲間であるけれどやはり組織の中で上を目指していくのであれば、職場の方たちは超えていかなければならない壁なわけです。
ただもう一歩踏み込んだ印象を言わせてもらうと、「僕の苦手な人たちだな」という感覚もあります。
だからこそ、僕とは感覚というかフィーリングの合う友人が、僕が苦手と感じる人たちと毎日一緒に仕事をして切磋琢磨しているという事実に、ただただ尊敬の念を抱きました。
結婚式のお祝いスピーチから友人の仕事
結婚式を前に、友人から届いた招待メッセージには「人間関係構築スキルが成長したと思う、ぜひそこを見てほしい」と書いてありました。
友人の結婚式を見ていると、本当にたくさんの職場の方たちに「おめでとう」と声をかけられていて、そのスキルが伸びたことを十分に理解できました。
友人の職場の上司たちがスピーチで話した親友のエピソードにも、そのスキルの内容が集約されていました。
なんていうかね、「めちゃくちゃ頑張ったんだな、そしてめちゃくちゃ頑張ってるんだな」と思い、結婚式の途中で泣きそうになりました。笑
昔の友人は自分から場を盛り上げようとはしないクールな性格でしたが、大学や社会に出て盛り上げたり人を巻き込む力を身に付けていったのだと思います。
それって彼がいる場所に限らずどこにいても必要なことだし、僕にも必要な事なんだけど、彼はそれが足りていないことを理解して苦手に挑戦して身に付けていった。
それは今回一緒に参加したもう1人の親友もそうで、農協時代の僕であれば、「無駄なことしてんな!」と尖った意見を述べていただろうけど、今は2人の努力に頭が上がらない。
今の2人は、相手の立場に立って感情を理解した上でのコミュニケーションが僕と違って上手い。それは組織の中でも際立っているからこそ、2人は職場で周りの人たちよりも高い評価を受けているのだ。
僕は正しいことを言っているけれど、相手の気持ちなど微塵も考えていないから頻繁に人から疎まれる。特に年上の人たちから。
芯を食わずに相手を自然に自分の方に引き込んでいくということが、僕と彼らの間にある大きな差なんだなと思うのです。
一緒に支え合える人の存在
たぶん、というか当たり前だけど僕には語らない苦しさが2人にはあるのだろう。この事実を知ってなんとなくそれがわかった、とまで言うのは傲慢だけど、少しだけ想像ができた。
なぜこんなに強い気持ちを持って戦えているのかと考えると、そのモチベーションこそが「奥さん」の存在なんだろうなと合点した。
この人と一緒に幸せになりたい。そのためには仕事で少しでも成長するために自分の苦手な事にも挑戦して乗り越えていく。
そんな姿を彼らの奥さんたちは後ろから信頼して、支えてくれる。
彼らはそうやってパートナーと一緒に成長していっているんだな。
彼らが頑張っていること、そしてそれを奥さんが支えてくれているんだということがわかった時に、「この式に出て本当に良かった」と思った。なぜならそんなことこれまで考えたことも、他の夫婦から感じたこともなかったから。そりゃそうだ他人に興味ないから。
でも親友は違う。
彼らには「いやー良かったな!!!!!」と言い過ぎて、「またまつを小ばかにしてんじゃねーの」と思われているだろうが、今回はマジなやつだ。
いくらまつをと言えども、頑張っている人間を馬鹿にするクズではない。そもそも教育者として失格だそれは。
自分は本当に幸せといえるのか?
そして自分の話になるが、この自由過ぎるキャリアを選んだことで僕はみんなが知らないこと(知恵や経験)を知っていたりするけれど、その裏でみんなが当然にできる(今回で言えば彼が身に付けた人間関係構築スキル)ことが僕はできていないんだなということも痛感した。
だからと言って「それをできるようにならなきゃ!」とは思わないけど(いや思えよと言われるかもしれないが)、でもそのことを忘れてしまっていた事実を認識できたのは大きい収穫で、自分の当然や常識を押し付けてしまわないように気をつけないといけない。
理解しているか否かは大きな分かれ道だと思っている。
たまに人と会話が噛み合わなかったり怒らせたりするのも、この認識が欠けていたからであり、これを再認識できたことで噛み合わなさを感じた時に原因がこれにあると判断し、修正が可能となる。
まとめに入りますが、やっぱり持つべきものは親友ですわ。
そして親友夫婦の関係を見ていると、思わされるんですよね。
「僕って独りで本当に幸せなんだろうか?」って。
これについてはまたおいおい書いていきますが、初めてこの感情が芽生えたのも、親友たちが僕の未知なる世界に先に踏み込んで行ったからだと思う。
人間にとっての幸福は良い人間関係
結婚式を挙げた友人は、以前僕に最高の体調という本をプレゼントしてくれました。
この本の中で、「人間の幸福にとって最も大事なものとは?」という研究を行ったロバート・ウィルディンガー教授の言葉が紹介されています。
曰く、
何万ページにもなる情報から明らかになった事は何でしょう?
それは富でも名声でもがむしゃらに働く事でもありません。
私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは『良い人間関係』です。
これが結論です
『最高の体調』
おいおい、答え出てんじゃねーかよ!