結婚したことによって、よりお金に関して勉強するようになったまつです。
マネーリテラシーは割と高い方ではないかと自負しています。
さて今日の記事では、学生時代に奨学金を借りて大学に通っていた僕が、そういやサッカーの奨学金ってあるのだろうか?と不思議に思い調査した結果をお伝えします!
お金はね〜、選手だけでなく保護者にとっても重要なことですから。
サッカーに打ち込みたいけど、金銭的な理由で諦めようとしている方にぜひ知って欲しい内容です。
特に、小学生、中学生、高校生ですね。
ちなみに、今の仕事で取り扱っているものがまさに奨学金なので、みなさんにもぜひ奨学金についての知識を深めてほしいと思いこの記事をつくっています。
よろしくお願いします!
国内の2つのサッカー奨学金
まず、「サッカー 奨学金」という検索ワードでググってみると、ヒットしてくるページはこの2つの奨学金で、
それ以外にヒットしてくるページは、この2つの奨学金に関する記事がほとんどでした。
つまりサッカーに特化した奨学金は、まだまだ世の中には少ないということですね。
こうやってみると、サッカー奨学金の対象は小学生から高校生までとなります。
なぜ大学生は入ってこないのかというと、進学の時点で国の奨学金を利用でき、かつ財団や自治体、企業からも様々な種類の奨学金が豊富にあります。
そのため、高校生年代以下を対象とした、サッカーなどのスポーツに特化した奨学金は無いのではと思われます。
では、せっかくなのでこの2つの奨学金をより詳しく見てみましょう。
項目 | アオアシ奨励金 | エジミウソンサッカー奨学金 |
対象者 | 小学6年生〜高校3年生(男女) | 18歳以下 |
定員 | 最大10名 | ? |
給付額 | ①〜中学2年生:20万円 ②中学3年生〜:最大30万円 | 10万円 |
必要書類 | ①申請フォーム ②応募用紙(作文あり) ※必要に応じて証明書等の提出 | ①申請書 ②所得証明書 ③作文 ④写真 |
選考フロー | ①書類審査 | ①書類審査 ②面接 |
必須の活動報告 | ①定期レポートの提出(年2回) ②オンライン定期報告会の参加(年3回) | 奨学金の活動報告(年1回) |
奨学金の額としては、どちらも数十万単位での支給がされるため、年間を通して様々な場面で使うことができるでしょう。
例えばエジミウソンサッカー奨学金を受給するとして、サッカースパイクは中学生以降であれば、1年間で最低でも3足は履き潰すかと思います。
1足1万円としても、1年間でかかる費用は3万円。
お釣りが出ますね。
他にはトレーニングウェアや練習器具の購入でも2万円程度、残った5万円は遠征費の支払いとして確保しておくのも良いでしょう。
めちゃめちゃ助かりますね。
今度、もし僕ならこのサッカー奨学金をどう使うか考えてみる記事を書こうかな。
アオアシ奨励金:人気サッカーマンガの作者が運営
サッカーに熱中する青少年たちは一度は手にしたことがあるであろう『アオアシ』の作者である、小林有吾先生が開設したのがこのアオアシ奨励金です。
スポーツマンガの作者が始めた奨学金というものは、スラムダンクの井上雄彦先生がバスケットボール少年に向けて立ち上げたスラムダンク奨学金がありますね。
このサッカー奨学金はまだ始まったばかりですが、これからこのサッカー奨学金を活用して夢を叶えていく選手が増えると良いですね。
エジミウソンサッカー奨学金:W杯優勝を経験した元ブラジル代表選手が運営
2002年の日韓ワールドカップの時、僕は小学3年生でまさにサッカーを始めた年でした。
ブラジル代表の不動のボランチとして、その年のブラジル代表の優勝に大きく貢献したのがエジミウソン選手です。
僕も含め、全盛期のプレーの印象が薄いので動画を貼っておきます。
バルセロナにいたんや…というほどの無知ですみません。
その当時はやはり目立つアタッカーのプレーばかり見ていたので、ボランチの選手に注目するなんてことがなかったですね…。
それは良いとして、エジミウソン選手がなぜ奨学金を提供する財団を立てたのかについて語る動画もありましたので、ぜひ見てみてください。
自分自身も実際に大変な状況にあった中で、日本人の方に救われたことがきっかけのようです。
こういう恩返しと言いますか、恩送りの心は見習いたいですね。
そもそも、奨学金とは?
2つのサッカー奨学金を紹介しましたが、みなさんの中には奨学金についてよく分からん…という方も多いと思います。
かくいう僕も、大学には奨学金を使っていったものの、詳細についてよく分からないまま学生時代に支給を受けていました。
なのでこの記事を通して保護者の方だけでなく、学生の方にもお金のことは保護者に任せっきりとならないよう、自分でも奨学金に関する基本知識を身につけてほしいと思っています。
奨学金は主に2種類ありまして、
- 給付奨学金=お金を貰える!返す必要なし!
- 貸与奨学金=お金を貰える!が、貰ったお金はいずれ返す必要がある
国内の奨学金を扱う代表的な団体としては、日本学生支援機構(JASSO)という国が管轄している奨学金運営団体があります。
僕は大学進学にあたって返す義務のある貸与奨学金を借りまして、現在も毎月のお給料からコツコツと返済している最中です。
「奨学金=借金」と認識されている方が多いようですが、それは僕のような貸与奨学金を利用している場合であり、給付奨学金は借金ではないとここでハッキリと僕は伝えておきます。
奨学金はね、借金じゃないものもあるのよ。
ただし、JASSOの給付奨学金は2021年度からできました。なので我々のような過去の学生は貸与奨学金しか無かったため、「奨学金=借金」というイメージが付いてしまっているのも事実です。
給付奨学金は誰でも貰えるのか?
では、そのお金を貰っても返す必要のない給付奨学金は誰でも貰えるのかと言いますと、残念ですが誰でも貰えるわけではありません。
そもそも奨学金というものは、金銭的な負担を理由に進学やスポーツを諦める若者を救おうという意図を持って運営されている制度です。
…経済的理由により極めて修学が困難である人に対して、進学を断念することのないよう、返還義務のない奨学金を支給することにより進学を後押しするもの…
by給付奨学金 支給中の全体の流れ|JASSO
そのため給付奨学金は貸与奨学金に比べて、支給に値するほど困っている学生かどうかをしっかりと判断する必要があります。
また、給付奨学金を支給する定員数も少ないです。
奨学金を支給する団体も、お金が欲しいという学生全員にお金をただ配るだけだと破綻しますからね。
今回、この記事で取り上げた2つの奨学金は給付奨学金ですので、この支給に値するかどうかの見極めが入ることになります。
判断基準は、家庭の収入額と本人の意思です。
収入額が基準値よりも下回っていて、かつ本人が本気で学問やスポーツに打ち込もうという姿勢が見えるかで判断します。
なので、保護者の方から金銭的な理由でサッカーを諦めるよう言われている学生は、諦める前にまずは自分の家の収入額を調べましょう。
その上で、自分は本当にサッカーが好きで、まだまだチャレンジしたいかどうかを自分に問いかけてみてください。
イエスとなるのであれば、まだ諦めてはいけません。
国内の奨学金情報はガクシーで検索しよう
ちなみに、サッカー奨学金に限らず日本国内にどのような奨学金があるのか知りたい方はガクシーというサイトを利用してみましょう。
数年前にリリースされたポータルサイトですが、瞬く間に会員登録者数を数十万まで伸ばし、日本で1番の検索サイトになっています。
それだけ、今の学生に必要とされているサービスなんでしょうね。
そりゃそうよ、夢を追うためにお金は切り離せないからね。
高校を卒業して、進学後もサッカーを続けるためにJASSOやその他の財団・自治体・企業から奨学金もを貰えるか検索してみると良いでしょう。
意外と学校独自の奨学金だけでなく、財団や自治体、企業も色々な類のオリジナル奨学金を作って掲載しています。
自分の夢のためなのでね、まずは自分で調べてみてね。
僕の学生時代にも、このサイトあればよかったのにな…。
本気でサッカーに打ち込みたい学生、子どもを応援したい保護者はぜひ活用して!
今回の記事では、高校生年代までを対象とした国内のサッカー奨学金を紹介しました。
サッカーはどんな場所でも楽しめるスポーツではありますが、やはりチームに所属して勝って、成長していくプロセスから得られる嬉しさや悔しさ、挑戦心といった学びの多さは半端じゃありません。
そういう意味でも、お金が無いことを理由にクラブに所属することを諦めてしまうのは本当にもったいないです。
サッカーが好きなら尚更、学生や保護者にはぜひこういったサッカー奨学金を利用して、プロになるならないに関わらず、とことん大好きなサッカーを追求して人生の学びを得てほしいなと思います。
日本は今どの分野のスポーツでも世界的なアスリートが続々と出現している状況なので、そういう選手たちに憧れつつもこの不況で諦めざるを得ないそんな子どもたちが出ないように、奨学金がもっと増えると良いですな。
とはいえ、奨学金を提供する財団の健全な運営体制もあって成り立つ事業ですからね。
こういった事業が増えることは、日本サッカーの発展にも繋がるはず!
頑張って仕事でお金稼いで、まつ奨学金つくろうかな。笑