こんにちは。
今日は午前中、近隣の役場の合同練習に職場の先輩と行ってきました。
が、なんと参加は4人。先週は6人で、今日はそれ以下…。
まあ普段一人で蹴っているので相手がいるだけまだましですが、ちょっと悲しい。(笑)
アップで軽くロングキックを蹴った後、早くも「2対2しかできねーかー」的な雰囲気になってしまいました。
まあ当然ですが。
一応、僕が昨年高校の部活で教えていたことがそこそこ知れ渡っていて、今日は「何か4人で面白い練習あるかい?」と言われたので、急遽メニューを作ることにしました。
参加した人たちが僕意外30~40代ということもあり、2対2のように全員がフルで動く練習だとインターバル時間が長くなってしまい、練習時間に対してボールに触れる時間が半分になってしまうことが前回分かったため、今日は敢えて2対2はやらずに1対1から始めました。
メニュー
- 1対1+2横サーバー
- 1対1+2縦サーバー
- 2対2
サーバー付きの1対1については、過去に何度も高校生のメニューで取り入れていて、記事にもアップしているのでそちらをご覧ください。
今日の2対2では1対1で頭を使ったし、短いスパンで繰り返し行った肉体的疲労も見えたので、シンプルな1ゴールシュートアリのものを行いました。
で、やっていて2対2の新しい制限を思いついたので記録しておきます。
まずグリッドは9m×11m(レベルによって随時変更)
左の図のように、ボールを持っているOF側はもちろんコートを自由に動ける。
逆にDF側は、1人はコートを自由に動けるが、もう1人は必ず自陣のライン上しか動くことが出来ない。
ボールを奪われると、右の図のようにDF側のラインマンがコートに入ってくることができる代わりに、ボールを奪われたOF側のうちどちらかがラインマンにならなければなりません。
攻守が変わった時に、この入れ替わりを必ず行うという制限を付けます。
狙いとしては、
OF側は2対1であるという状況を理解し、相手の縦の間をワンツーを使って崩すと突破しやすい。また、無暗に回さずにボールを落ち着いて回すことができるのもポイントだ。
逆にDF側は、1枚で2枚を見なければいけないため一見不利に見えるが、ここでキーとなるのが後ろのDFの指示だ。上手く自分がいるスペースにボールホルダーを誘導させて、相手を挟み撃ちにする。この時に注意をしなければいけないのが、前のDFのコースカットとボールホルダーへの間合い詰めが甘いと、スルーパスを出されて突破されてしまうこと。
また、このトレーニングは攻守の入れ替え(トランジション)時の意識付けにもなる。
ボールを奪われた時、どちらがラインマンになるかを瞬時に判断しなければならない。図のように、①がラインに戻ってしまうと②が戻る前に1対1の状況となってしまい、抜かれたらアウト。なのでこの場合は①がプレッシャーをかけて、その間に②がラインに戻るのがベスト。そうすれば、OFは一旦立て直すということが必要になる。
ちなみにこのトレーニングで価値のある選手は、
- 1人で2人をぶち抜ける選手。
- 相手を引き付けてスルーパスを出せる選手
- ラインから的確な指示で囲い込める選手
- ファーストからコースを切りつつ鋭いプレッシャーをかけれる選手
ですね。
頭も使って面白いと思うので、ぜひお試しあれ。