試合の終盤、肝心な場面で強烈なシュートが打てない、仕掛けるべき場面なのに相手を抜けないのはなぜだろう。

理由の一つには、試合の終盤ということもあり体力が低下し、足にも乳酸が溜まって思うようにプレーできなくなったことが挙げられる。

レベルの高い試合であればあるほど1プレーの強度も高く、疲労の蓄積が早まるだろう。

だがしかし、果たしてそれらの疲労はすべていた仕方のないものであろうか?もしかすると、削減できた疲労もあるのではないか?

僕たちプレイヤーにはこういう細かプレーへの疑問を持つことと、そこをどう改善していくかが求められていると言っても過言ではない。

 

ではなぜこのように感じたのかのかというと、今日のトレーニングの終盤で仕掛ける瞬間足がもたついてボール奪取された時に、無駄な疲労の存在が頭をよぎったからだ。

こういうとただの言い訳のようにも聞こえるし、もちろんそれが半分あることも認める。

しかし、今日の僕のプレーを振り返ると、チームがボールを保持した時に何度もコーナー付近に流れてボールを要求していた。

 

 

味方のボールホルダーに対してDFが縦にコースカットをしている場合、僕が縦に流れたとしてもパスコースが開かない。

その場合、より膨らんで受けなければならないのだが、そうなるとゴールから遠ざかり、なおかつコーナー付近に追い詰められてしまうのだ。

 

 

こうなると選択肢は後ろに返すのが大方で、能力があれば無理やりエンドライン際にDFを抜いていくことも可能だが、これをするには1対1の能力が高くなければならない。

相手のDF意識が高ければ、2枚のDFにサンドされることにもなる。

 

 

パスを出した味方がスペースに入りこんでくれた場合、僕がワンタッチでパスを戻せると一気にチャンスにもなり得るだろう。

 

 

ただ、もしパサーが日頃そのようなプレーをしないタイプであるのなら、外に出るフリをして中に落ちながら受けるのが理想的だ。

 

 

もしDFがワンフェイクにつられてDFの間にギャップが生まれたのならば、ターンで一気にGKと1対1に持ち込むことが可能だ。

もし仮にDFにぴったりと付かれても、背中でキャッチしてボールキープができていれば失うことはない。また、外に流れてパスコースが一つになるよりも、パスコースが最低2つ確保できているという面でもロストのリスクを軽減できる。

 

 

サッカーもフットサルも、真ん中でもらった時が一番多く選択肢を持てるのだ。外に流れることも相手DFを外に広げるという点で有効であるが、やはりシュートを打ちゴールを決めるのであれば、よりシュートコースを取りやすい真ん中で勝負するべきだ。ただし、真ん中でボールを受けるということはつまり、360度からDFに狙われるということでもある。

 

結論、今日の僕は逃げてしまっていたということになる。

楽な場所に逃げれば後々のプレーが限定されるし、難しい場所に入れば効果的なプレーができる反面、常に周囲を確認しておかなければボールをかすめ取られてしまうだろう。

外に流れる時は中で受ける回数とのバランスを見て、そして体力面も考慮して「ここだ」という時に出るのが良いだろう。

 

 

 

 

カテゴリー: FOOTBALLコーチング

まつを

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