こんばんは。
昨日急遽スカウト指令が出まして、朝から3時間半かけて中札内に行きましたが、行って見ると試合がやっておらず…。
よくよく送られてきた日程を見ると、6/1,2の節ではあるものの中札内会場は例外で5/26だったという…。
何という無駄足。ちゃんと確認しておけ自分!
と大きなミスをしてしまった休日1日目でした。
さて、ドライブ学派の自分は今日も長距離ドライブ中にあれこれと考え事をしていましたが、そのうちの一つが新しいトレーニングメニューの開発です。
昨年度、選手たちにアップでは基本的に、3対1あるいは4対2を1タッチ制限でやらせていました。確かにこのトレーニングも真面目にやればかなりの実力がつくものではあるのですが、どうしてもマンネリになりがち。当時はリフティングやロングキックをローテーションしながら、何とかしのいでいました。(笑)
そんなこんなで今日のドライブ学派では、少人数でできる良いアップトレーニングないかな~というお題を出していました。
久々のトレーニング記事ですね。
3対2+1(10m×10m)
これまでは言葉でしか説明しておらず、やっぱり視覚というか、イメージしやすい画像で大まかな説明する方が理解しやすいのでは?と思い、この形にしてみました。
本当であれば、Photoshopで画像を作れると良いのですが、自分Photoshop持っていないもので、すいません。(笑)
その代わり、これまでのトレーニング記事に随時画像をアップしなおしていこうと思うので、参考にしたい方はぜひ見直してみてください(1カ月後くらいまでにはすべてのトレーニングメニューに画像を付けるつもりで頑張ります)。
では、トレーニングについて説明していきます。
コートは10m×10mで、普通の3対1や4対2を6~7mで行っていたことを考慮すると、気持ち広めですね。その代わりオフェンスは、+1しかいないので、鳥かごよりも回しずらいことが予想されます。
なので、オフェンスのタッチはフリー。もちろんディフェンスも同様です。
それともう一つ、外にいる✕の選手は各外野ゾーンにいれるのは10秒で、10秒経ったら別のゾーンへ、また10秒経ったら別へという具合に動いてもらいます。
目標は、オフェンスに関しては+1でも頑張って15本パスを回すこと。
ディフェンスはボールを奪取した後に、コート外にいる味方の✕選手にパスを付けること。
意図としては、オフェンスはフリーになった1枚にボールを渡すことを繰り返し行い、素早いパス回しを身につけさせます。
ディフェンスは目標達成のために必ずどこかでボールホルダーのボールを奪いに来るので、そこでできるアウトナンバーにいかに冷静にボールを付けれるか。
もちろん、パスはデキる限り速い方が良いですね。
ただディフェンスも闇雲に来るはずはないので、必ずファーストディフェンダーのプレスに連動してセカンドプレッシャーが誘導されたコースに入ろうとしてくるはずです。
そのため、オフェンス側はやはり【シンプルに】パスを回すことが必要とされます。
セカンドが来たのが視界に入れば、次に空いた3枚目にダイレクトで出す、といったようにですね。そうしたら、ファーストディフェンダーがまた来るので…の繰り返し。
言葉で説明すると簡単そうですが、実際はかなり難しいと思います。
恐らく初めてであれば、オフェンスは10本つなげることができれば御の字ではないでしょうか。
ただ、このハイプレスをかいくぐれるようになれば、試合ではかなりの高精度でパス回しができるようになるでしょう。
ここまではオフェンスについて話したので、次はディフェンスについて説明していきます。
ディフェンスの最終目的はコートの外にいる味方にパスをつけることなので、いかに中で取った後すぐに状況を整えて早くパスをを出せるかが勝負になります。
ディフェンスは当たり前ですが、【どのタイミングで奪うか】が大事になります。そこは2人でタイミングを合わせなきゃいけませんが、キーになるのはセカンドディフェンダーのプレスのタイミングです。
遅ければずーっと後手後手で回されることになるし、早すぎると別の選択肢を与えてしまうので非常に難しいところですが、これは高いレベルになればなるほど高精度になるので身につけたいところですね。
それともう一つ大事な点は、味方の+1が移動するということを考慮して、オフェンスを追い込む向きを調整し続けなければなりません。せっかく奪ったのに味方+1に対して背を向けていると、オフェンスにすぐ囲まれて奪い返される可能性が高くなります。
なので、いつでも見方+1に対して対面し、理想は奪ったらそのまま2タッチ以内にシンプルに付けることができるとこのトレーニングの狙いをクリアできます。
サッカーで大事なのはトランジション、つまり攻守の切り替えが起こる時です。
このトレーニングでは、小さいながらもそのトランジションを起こしつつ、現代サッカーに必要なシンプルなプレーを心掛ける切っ掛けにもなるので、その後の判断力やシンプルさを求められるトレーニングに誘導するための最適なトレーニングになると思います。
アップのメニューでお困りの方、ぜひ試してみてくださいな~。