今日の高校生トレーニングは1人でCチーム+怪我復帰組を見ることになっていましたが、途中から第二コーチが来て急遽トレーニング方法をやってくれることになりました。
僕の考えたメニューではいつも通りで、決して昨日の試合で出た課題を改善できるようなものではありませんでした(と今日の第二コーチの練習を見て思わされました)。
僕が「昨日の試合でこういう課題が出ました」と伝えると、「じゃあこういう制限を入れてのトレーニングをするといいよ」と言ってすぐさま修正してくれたのですが、その修正力たるや、もちろん経験もありますが選択肢の多さですよね。
本日のトレーニングメニュー
今日のCチームは、金土日と3連戦でだいぶ疲れが溜まっているため、軽めのメニューを組みました。
僕の案は、
- リフティング2種
- 4人組ロングキック3種
- ゴール前シュートトレーニング3種
- 制限付きミニゲーム
でした。
自分としては軽めと考えていましたが、これだと③でゴール前10m前後のスプリント要素があり、軽めとは言えないとの指摘がありました。
そのため、第二コーチ案が
- 同
- 同
- 6対6+2フリーマン
に変更し、最後のトレーニングをどう行えばよいか見せてくれることになりました。
6対6+2フリーマン
トレーニングゲームでもあるこの練習は、
- 2タッチ以内
- 後ろ下げ禁止
この制限の中で、前へどのように運んでいければよいかを落とし込みます。
昨日は4人差でしたが、このトレーニングではオフェンスにフリーマン2人が加わるため、人数に大きな差が生まれます。
ここで大事なテーマは、
- オフェンスはマンマークにつかれていなければ、どんどん前を向くことが可能
- ディフェンスは2人少ないので、マンマークが付けない
となります。
では、それぞれの大事な点を羅列してみます。
オフェンスのポイント
オフェンスで注意すべきことは、
- ボールが来る前に周囲を確認する(フィールドの端まで見えてるとなお良し)
→トラップの置き所が決まるため
→ダイレクトで空いている人にパスを出せるため
→マークが来ていなければ1タッチ目でターンで前向きになることが可能なため
- 体の向きをできる限り後ろを向いた状況にしない
→後ろにしかパスを出せないため
(後ろ向きでパスを受けた場合は、下がりながらのターンで前を向くと良し)
- 一番の理想はDFラインの裏で前を向きながらのスルーパスを受ける
→あとはシュートを打つだけという理想のシチュエーションなため
(3人目の動きが重要でパサーが顔を上げた瞬間が勝負になる)
ディフェンスのポイント
次にディフェンス面では、
- いつ、どこで、誰が、どのようにの4拍子をはっきりさせる
→必要なのはコミュニケーション
- いつ=後ろから「ゴー!」「かけろ!」などの声があると前は動きやすい
- どこで=サイドが狙い目だが、真ん中に入った時でも可
- 誰が=これは絶対ボールに一番近い人、例外はほぼなし
- どのように=2人でかける、ボールサイドに一気に追い込んで逆サイドに展開させないとか
- 詰めの弱いアリバイ守備をしない
→前を向かせる、痛い所にパスを出されるのを防ぐ
試合でも見られた現象が出た時は止めて確認しよう
さて、話を戻して、こういったところに注視してコーチングしながらトレーニングすると、充実したトレーニングとなりました。
僕は見ていただけなのですが、今日はとても勉強になりました。
現象が出た時は、止める、みんなで確認する、をしっかり行うこと。頭の使い方の浸透ですね。
自分はこれまでだだやり(監督がよく言う)になっていたことを痛感しましたし(本当は気づいていたけど直してなかったかも)、今後そうならないためにも反省をきちんとしなければならんなと…。
トレーニング準備の面の改善はできてきたので、次はトレーニングの深さが課題かなと思います。
どこに要点を置いてコーチングしながらトレーニングをするか。
明日はオフなので、明後日からの落とし込みをまたじっくり考えたいと思います!
正式なホイッスルを使って練習にもメリハリを出そう!
余談ですが、プレーを止めてプレーを確認する際に、みなさんはどの種類の笛を使っていますか?
僕が第二コーチからおすすめされた笛はこちら、ドルフィン。
鋭く高く遠くまで響くので、僕も最近愛用しています。値段も高すぎず、気軽に手を出せるのも良いです。
絶対に100均などで売っている、安物のおもちゃみたいな笛は使わないこと。コーチの商売道具は、笛と言っても過言ではありませんからね。
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