こんばんは。
今日は午前中にトップのトレーニングがあり、当初はそこに参加する予定でした。
が、急遽選手が1人身内に不幸があり、駅まで送ることに。このアクシデントで、残念ながらトレーニングには参加できませんでした。
ですが、Cチームの練習試合がその後に入り、そこを見ることになりました。
先週は1度もCチームの試合が見れなかったので、今日は前半で様子見を、ハーフタイムで修正して後半はもっと良い内容にしようと話して臨みました。
結果
- 前半 1-0
- 後半 1-0
前半 1-0
開始早々に、右サイドから左サイドへのサイドチェンジで抜け出したサイドハーフの選手がそのまま持ち込み先制点。
前半、守備面での崩れはなくCBがラインの上げ下げをきっちりと行えていたのと、FW2枚に前を向いて仕事をさせませんでした。
左SBの選手のボールの持ちすぎが気になったので、ボールを受ける前に顔を上げて周囲を確認しプランを持っておくことを伝えておきました。
攻撃に関しては、右サイドからペナルティエリアとゴールラインが交わるいわゆる「Tゾーン」からマイナスのクロスを上げることができていました。
僕の愛読書でもある、
によると、
サッカーの攻撃において、最も得点になりやすいのはウィンガーがゴールラインの手前ぎりぎりまでドリブルで進み、マイナス気味のクロスを上げることだ。ウィングはこういうぷれーができなければならない
『クライフ哲学ノススメ―試合の流れを読む14の鉄則』より
とのこと。つまり、もっとも得点になりやすい形を右サイドハーフと右SBが作れていました。
前半はこのチャンスをモノにできませんでしたが、結果として後半にこのプレーが実を結びました。
ハーフタイム
ここで確認したことは、守備に関しては問題ないので後半も引き続き集中して相手のFWに仕事をさせないことと、ラインの上げ下げをきちんと行うこと。
あとはSBの集中が切れ始めていたので、CBの指示を聞いて自分のマークを離さないようにと伝えました。
攻撃に関しては、右サイドがTゾーンに侵入できているので、その時はFWが中にタイミングよく入ることはもちろん、ボランチ1枚もペナルティエリア付近でセカンドボールを狙い、枚数をかけるとチャンスをモノにできると言いました。
後半 1-0
後半も守備は崩れずに、クリーンシートで終わることができました。集中を切らさず0で抑えることができた点は、今日の大きな収穫になりました。
攻撃に関しても後半の得点は案の定、右サイドのTゾーンからのマイナスクロスをFWが合わせる形でした。予定通りですね。
気になった点は、ボランチやサイドハーフからのFWへのスルーパスがことごとく通らなかったこと。
一発のビッグチャンスばかりを狙いすぎた結果、何度もパスカットされてしまったので、同じタイミングにこだわるのではなく、一度ドリブルを入れてもう一度FWにボールを受けるタイミングを修正させたり、ボランチから出すと見せかけてサイドハーフに出して外にDFの意識を向けさせてからFWへつけたりといった工夫が必要ですね。
そういった点をトレーニングで意識させていければと思います。
まとめ
Tゾーンの攻撃の精度を上げる練習も必要だし、それはDFにとってもそういう状況になった時の対応の練習にもなると思うので、また1つトレーニング案の参考になる試合となりました。皆の頑張りに感謝ですね。
さらに、攻撃の工夫ということに関しても、ゴール前2対2をするときに4対4など人数を増やして、2人だけの連携ではなく4人、5人といったもっと多くの選手間の連携を高めていく必要もありますね。
やっぱりトレーニングをして、練習試合をしてまた新しい課題や練習アイデアが出てくるので、このサイクルは本当に大事だなと思う反面、来週から体育館になってしまう…。苦笑
練習試合できないと、何が足りないか分析する場がないのが痛いなあ。北海道という地でサッカーをやることの難しさですね。