新年度が始まり、スピーチの季節ですね。
明日は役職者となって初めて、生徒・保護者の前で話をします。
緊張するぜ〜。
一つのキャンパスもとい営業所をマネジメントする者として、顧客に僕がどんな場所をみなさんとつくり上げていきたいかを、明日のスピーチでは共有しようと思っています。
新入生の皆さん、並びに保護者の皆様、この度はご入学誠におめでとうございます。
まつと申します。
新入生の皆さん、緊張してますか?ワクワクしてますか?
実は私、一昨年は広島におりまして、昨年度は姫路で1年間キャンパスの立ち上げをした後、またこの春に戻ってきました。
そして今の皆さんと同じように、1年で変わったであろう広島キャンパスに緊張し、ワクワクしています。
今日はせっかくなので、長として皆さんとどんなキャンパスをつくっていきたいかをお話しします。
長い話が嫌いな方!
みなさん手を下ろしてください。
正直ですね。そういうの嫌いじゃないです。
ただ、皆さんと保護者様の前で私が話す機会も、1年にたった2回しかないのでちょっとお時間いただきたいです。
突然ですが皆さん、昨年末にあったサッカーのワールドカップは見ましたか?
お、結構見てますね。ありがとうございます。
私は学生時代ずっとサッカーをやってきて、実はこの仕事の前にもサッカーコーチをやっていた時期があります。
ワールドカップの日本代表、凄かったですよね。
強豪相手に怯まず、他の人からは絶対に勝てないと言われても己と仲間を信じて戦って、見事な成績を収めました。
素晴らしいチームだったと思います。
私は感化されやすいので、今年度の広島キャンパスのビジョンを作る上で、この日本代表を参考にしてみました。
みんなで協力し合って、お互いを助け合って、前向きに頑張る。そんなキャンパスを夢見て、
「One 〇〇」
としました。さてなんでしょう?
Team!良いですね〜!他にもTeamだと思う方!
ありがとうございます。さすがですね。
正解は…こちら。
「One Family」です。
Teamちゃうんかいってね。
なんなら皆さんの後ろに本当の家族がおるわい、ってね。
ただ、私はTeamではなくFamilyでありたいと思っています。
お互いを助け合ったり、時には成長のために意見がぶつかることもあるかもしれません。
ただ、最後はやはりお互いのことを想い合うキャンパスでいたいなと思っています。
Teamはですね、いつか終わりが来ます。
野球もサッカーも、大会が終われば解散します。
ですが、Familyは終わりません。
もちろんね、卒業するタイミングが終わりとも言えますが、僕は卒業後も「広島キャンパスのメンバー、最高だったな。また会いてえな」って思えて、また会い、時には支え合うFamilyになりたいです。
臭いかもしれませんが、そんなキャンパスにしたいです。
キャンパス単位としてはOne Familyでいたいですが、このキャンパスで私が長として皆さん一人一人に望むことは、ジコジツゲンです。
ジコジツゲンという言葉、皆さんご存知ですか?
自ら己を実現すると書きますね。
ただ、私が考えるジコジツゲンは少し違います。
自己実現という言葉は私は好きですが、己という漢字を別のものに変えるべきだと私は思っています。
私が思う自己実現は、コを、誇り・誇るという漢字の誇を使います。
「自誇実現」
私は皆さんに、誇れる自分を実現してほしいと思っています。
2年生、3年生になるときでも、卒業する時でも、最後に「自分は頑張った」と胸を張って言えるようになって欲しいです。
自誇実現とは、頑張った自分・やり遂げた自分・目標としていた自分に到達し、その自分を自分で認めることができた状態です。
では、どうしたら皆さんは自分自身を誇れるようになるのか。
それは、
- 粘り強く
- 主体的に学び
- かつ他者と繋がる
ことです。
スキルを身につけたり、人との繋がりを増やしたりする際に、やはり根幹にあるのは粘り強さです。
何事も、粘り強く学んだり行動したりしないと身につきません。
その上で、周りの人に流されるのではなく、自分で何を学び、どんなことをするのかは自分で選んでください。
そして私たち職員は、みなさんのこの3つをサポートし、自誇実現の達成を見守っています。
新しいことにチャレンジをする時、全てが上手くいき、順調に成長する、なんてことはあり得ません。
人生に失敗はつきものです。
ぜひ家に帰ったら聞いてみてほしいのですが、皆さんの保護者の方たちも必ず何かしら上手くいかなかったことがあります。
もちろん私もそうですし、他のメンターも同じです。
ただ、大事なことはそれでも折れないことです。
それでね、そうやってひたむきに頑張っているとですよ、不思議と自分のことが誇らしくなってくるんですよ。
誇れる自分になるのって、他人に褒められたからなれるとか、名誉や地位を手に入れるからなれるんじゃないんです。
自分はやり切った、と自信を持って高らかに宣言できるかどうかが、誇れる自分になれるかどうかの1番の基準になります。
卒業までの高校生活では、どうかそのことを忘れず過ごしてもらえると嬉しいです。
実は、僕も皆さんと同じく初めて長という役職にチャレンジします。
私も、皆さんと同じく上手くいかないこともあるでしょう。
その時はね、皆さんと励まし合いながら頑張っていきたいと思います。
まずはこの1年が、皆さんにとって誇れる自分を手に入れるための第一歩になることを心より祈っております。
共に頑張りましょう。
改めまして、新入生の皆さん、保護者の皆様、この度はご入学おめでとうございます。
皆さんとのキャンパスライフが楽しみです。
まずは今年1年、どうぞよろしくお願いいたします。
生徒も保護者もしっかりと聞いてくれました。
キャンパス長として良い印象付けができた気がします。
今年度はより責任を持って、頑張るぞい。