kindleってたま~に漫画が無料でダウンロードできるんですよね。
油断ならん。
でなんと、ジャイアントキリングが3冊無料配信されていたので、ラッキーと思い即ダウンロードしました。
大学時代はあひるの空、バガボンド、そしてこのジャイアントキリングの3種類を集めていたのですが、途中でジャイアントキリングは挫折しちゃったんだすよ。
バガボンドはどうやら井上雄彦さんが病んでしまったらしく、恐らく完結しない気がします。
大好きなんだけど、あれだけ自分と極限まで向き合う内容を描いていたら、確かにおかしくなっても仕方がないっすね。
なので社会人では、宇宙兄弟とジャイアントキリングを集めていこうかなと思います。
てなわけで今回はジャイアントキリングの1,2巻を読んで、「これは…!」と感銘を受けた名言を独断と偏見でまとめていきます。
お暇な方はお付き合いくださいな。
『GIANT KILLING ジャイアントキリング』1巻より
弱いチームが強い奴らをやっつける 勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ byタツミ
この漫画の主人公のタツミは、とにかく自分より大きなものに果敢に”挑んでいく”のが大好きな人物です。
そういうエネルギーを持った人の周りって、自然と人が集まりますよね。
タツミの周りにも。地元の人びとが集まり、タツミが率いるチームを全力で応援しています。そのエネルギーがまさにタツミの一番の”魅力”になっているのですが、僕たちってそのエネルギーを欲しているのかもしれません。
自分でその強烈なエネルギーを持っていればいいのですが、どうしてもそうはいかないものです。ですがそのエネルギーを持っていない分、持っている人からその恩恵を受けたいのでしょう。
だからこそ、こういう人の周りに惹かれるように人が集まってくるのです。
ビジネスも同じで、大いなる信念を持つ人の周りに人が集まって大きな企業へと成長していくものです。
お前が背負ってきたもんの半分は これから俺が命懸けで背負ってやるよ byタツミ
これまでチームの大黒柱として苦しい時もキャプテンを務めてきた村越に対して、これまで肩に貯め続けてきた重荷を下ろしてやったタツミ。
こんな素敵上司、この世におるんか?(笑)
こんなこと言ってもらえた暁には、安心して仕事に向かえそうですな。
とはいえ、「全てを引き受けるのではなく、半分は村越自身も背負っておいてな」と責任を全て自分が引き取るわけではないところにも、ある種の愛情を感じますよね。
これまでの自分がしてきた仕事を尊重しつつ、もっと伸び伸びと仕事をするための後押しをしてくれる最高の一言ではないかと僕は思いやす。
こんな情熱注げて感動できる職場… どこ探したって見つからないわよ by有里
ETSUの広報として、他の女性は男性とデートしていたりフツーの悩みを仲間と愚痴りながらストレスを発散したりしている横を、悶々と通り過ぎる有里ちゃん。
本当は自分のそんな風にフツーの生活を過ごしたいと思いつつ、それでもやっぱり思いは一つ、”今の仕事が大好き”というものでした。
仕事が社会人の時間の3分の2以上を占める分、それに誇りを持てるって最高に幸せなことだと思います。
もしそのことに誇りを持てなければ、人生の3分の2をどぶに捨てているようなものです(言い過ぎか)。
有里ちゃんは他のフツーに働いて、男性と付き合ってという毎日を送る人たちと自分とを比べちゃう時もあるようですが、それでもしっかりと自分の足で真っ直ぐに立ち、自分の仕事と向き合っている姿は、強くてなんとたくましいことか。
こんな女性と結婚したいぜ、美人だし!(笑)
『GIANT KILLING ジャイアントキリング』2巻より
どうせ家建てんならじっくりいい家作んなきゃ byタツミ
シーズン開幕前のキャンプにて、なかなか上手くいかないチーム作りにヤキモキするコーチに対して、タツミが放った一言です。
何事も焦りは禁物。
焦らず、じっくり観察して問題をあぶりだし一つ一つ詰めていくことで、土台のしっかりしたモノを作り上げることができるのです。
急いで作ったモノほど、壊れやすいモノなんてないですよね。
それは人間関係もしかり。熟成とでも言うのでしょうかねえ。
なんでも思いどおりにいって何が楽しいよ 俺が楽しいのは俺の頭の中よりスゲーことが起こった時だよ byタツミ
ユースから上がったものの、今一つ殻を破ることができずに悩んでいる椿に対して、タツミが伝えた言葉です。
シンプルな言葉ですが、時にはマイナスの状況が人を大きく飛躍させることは間違いないと言い切ることができるでしょう。
椿はタツミに悩みを打ち明けることができた時点で、一つのステップをクリアしたのです。
次は、今の現状を受け入れてどう克服するか。
コンプレックスを持っている人間ほど強いというのは、歴史も、そして過去と現在の成功者たちの多くが体現してくれています。
もちろん僕も、「変わりたい!」と思って毎日生きていますよ?(笑)
…何度でもしくじれ その代わり1回のプレーで観客を酔わせろ 敵のド肝を抜け お前の中のジャイアント・キリングを起こせ byタツミ
プレシーズンマッチの中で一番の強敵と目される相手との試合で、椿を先発に起用して試合前に掛けた言葉です。
ここまでのタツミの名言を見てきてわかるように、リーダーとして部下のモチベーションを上げることに関しては天下一品です。
ラーメン店じゃないよ。
もちろん監督としての修正力や分析能力もずば抜けていますが、リーダーは部下を成果に導いてこそ本物ですよね。
そういう意味で、タツミは部下にどういう言葉をかけたり、態度や姿勢で示したりことが、その選手のモチベーションを上げるかを個々それぞれで使い分けています。
責任感の強すぎる者には、責任を半分背負ってあげることでもっと伸び伸びと仕事をさせ、自分に自信がない者には、失敗してもいいからどんどん挑戦しろと背中を押すのがタツミです。
素晴らしい指導者ですね。
逆境を楽しむべし
さて、僕もこの町に来て1ヵ月が過ぎようとしています。
最初はド田舎すぎてびっくりしましたが、生活にも徐々に慣れて余裕が出てきたので、これからは仕事はもちろん、プライベートでも僕の色を出していければと思います。
そこまで逆境という状況ではありませんが、この一から何かを始める状況を楽しんでいこうジャマイカ。