ベンチャー企業に転職して早5ヶ月、教育からビジネスの場に移って少しずつビジネスマン筋力も付いてきた気がします。
実は今月、社内で月間MVPを受賞することができました。
ベンチャー企業なので社員は数十名規模の中ではありますが、個人的には一つやり遂げたこと(現在進行中だけど)があったので、多分選ばれるだろうなとは思っていました。
とはいえ、やはりプロセスを経営陣にしっかりと評価していただけたのは嬉しい限り。
さて今回の記事では、前職でも部内で年間総合成績1位を獲得し、現職でも月間MVPを受賞することができたワタクシが、社内でMVP等の好成績を収める方法を勝手に伝授しようと思います。
興味のある方は、ぜひどうぞ。
MVPを受賞の仕方は2パターン
基本的に、会社における月間や年間のMVPは
- 新規の事業を立ち上げて軌道に乗せた人
- 高い数字や成果を上げた人
この2パターンに限定されます。
この2つ以外で受賞されるケースとしては、ある仕事を長く続け、最後に晴れの舞台として表彰というのもあります。
ですがどの現場でもMVPを受賞したければ、上記の2パターンで獲得を目指すのが良いでしょう。
僕としては、前職で年間総合成績1位を獲得した時は2つ目のパターンで、現職で月間MVPを獲得した際は1つ目のパターンでした。
高い数字や成果を上げる方が簡単
2つのパターンのうち、簡単な方を言ってしまうと数字や成果を上げる方になるので、こちらで社内の表彰を目指す方が時間的な労力はかかりません。
というのも、数字や成果を上げるには、だいたいどこもある程度の「型や土台」が既に存在している上で、それを忠実に精度・粒度高く行えば良いからです。
例えば僕の場合、前職の教育現場では授業の立ち回りや生徒・保護者とのコンタクトの取り方など、ある程度の型や土台がありました。
まずはその型や土台を修得した後、2年目で自分なりに工夫やアレンジを加えることで、高い担任満足度や進路決定率で1位を獲得するに至りました。
これに関しては、正直なところ誰でもできます。
強いて言うなら、自分に高いクオリティを求め、それを愚直にやり続ける意欲は必要ですが。
それさえあれば、僕の場合は教育者として、他の人にとっても今いる自分の職場で成し遂げることができるものです。
価値があるのはゼロイチ
パターン2と比べると、パターン1はやはり一筋縄では行きません。
というのもある型や土台を使うのではなく、そもそものその「型や土台」を一から自分で作ることになるからです。
僕は今月、このプロセスを評価されて月間MVPを受賞することができました。
これは経営陣や管理職陣の言葉を借りると、いわゆるゼロイチという作業になります。
(個人的に、意識高い系が使うこの言葉を使うのに抵抗ありますが笑)
ゼロイチに必要なものは、クオリティを高めたり継続したりといったパターン2で必要な力に加え、推理力と情報収集編集力も必要になります。
例えば、僕の場合は入社時期が繁忙期の少し後だったため、デビューした時にはテレアポ業務委託が取ってくる商談機会が少なく、結果的に手持ちの取引相手も少ない状態となっていました。
パターン2での成果を上げることだけを考えるのであれば、上司に商談の機会を分けてほしいと相談するかと思います。
ですが僕は人に何かを施してもらうくらいなら、自分でつくってしまう方が良い、というかそもそもその方が楽しいと考える人間です。
そのため僕が行ったことは、挨拶訪問というテイであれば、ガッツリ商談アポを取りに行く業務委託よりも、警戒せずにアポを獲得できるのではないかと推測しました。
もちろんこの推測は正しく、挨拶で来てくれるなら軽くお話聞かせてくださいと許可をもらえ、自分で新規アポを獲得する型を作ることができました。
その上でその挨拶訪問をいくつかしてみたところ、新規の取引先に挨拶に行くにはお土産が必要であることに気づき、相手が喜ぶものを準備することにしました。
挨拶訪問では、相手が喜びそうな手土産でかつ我々の広告となり得る可能性のあるもののヒントを頂けたので、営業資料としてすぐに作成して試しに持参したところ、予想通り喜んでもらえて僕が考えた施策が一つの営業手法として確立されました。
例が長くなりましたが、もっとわかりやすい言葉にすると、言われたことをただ真面目にこなすのではなく、自分で考えて行動することが、パターン1で表彰されるためのキーファクターなわけです。
自分で考えるという事の中身も、自分の頭で考えるだけではなく、人から話を聞いたり、本やニュースから別角度の考え方を取り入れたりといった様々な種類の考える作業が必要です。
だからこそゼロイチは難しく、誰にでもできるものではないからこそ価値があるのです。
人と同じ事をしてはいけない理由
ここまでの話で、パターン1と2のどちらにおいても、人と同じことをしてはいけない理由があります。
もちらん、成果を上げる必要はない、凡庸でいていいのであれば人と同じことをしても良いですが、残念ながらビジネスは顧客の貢献から対価としてより多くのお金を得ることがルールのゲームです。
となると、ビジネスの現場で日々仕事に打ち込む僕らが、成果を上げる必要はないとは言えません。
そのためやはり成果を上げることを考えて動くには、手っ取り早いのは他の人たちと違うことをすることです。
僕の例もそうでしたが、他の人がしていない工夫をしましたし、他の人がしていない行動をとりました。
ただ注意したいのは、人と同じことをしないと言えども、他の人が取り組んでいることは当然のようにできるという前提条件があります。
ここが無いのに人と同じことをしないで成果を上げるのは無理ですし、シンプルに嫌われます。
当たり前のことをやってみて、完璧にした上でより高いクオリティてさに仕上げるために無駄を省き、その空いた隙間に自分の考えを埋めていくのです。
この作業をしていくとオリジナルになれ、個としても独立し、結果として人に必要とされる存在になります。
社内で表彰されようとしてはいけない
実際に異なる2つの組織で社内表彰を獲得した身として思うことは、表彰されることを追い求めると、かえってそれが遠のくのではないかということです。
僕としては前職の年間総合成績1位も、狙っていなかったわけではありませんが、いつも念頭に置いていたのは生徒と保護者にとって1番の頼れる存在になることでした。
最強の教育者になる、その意志で1年間業務に打ち込んでいたところ、年度末には生徒や保護者からたくさんの感謝の言葉を頂き、知らぬ間に1位を獲っていて(事実、この成果を聞いたのは前年度の集計が終わる次年度の5月を過ぎてからだったので)、役職もアップしていました。
現職の月間MVPも、これを獲りたかったのではなく、顧客ともっと繋がりたい、繋がる際に喜んでもらいたいと思って施策を考え、形に仕上げたところを評価されました。
おそらく、1位やMVPを獲りたいとか、役職を上げたいと思っていたらこの成果を上げることはできなかったでしょう。
こういった成果は、自分で獲るものではなく、顧客が僕らにもたらしてくれるものだからです。
1位を獲りたいという思いの中に、顧客の存在はありません。
顧客の存在を忘れて成果を求める者に、顧客が真の信頼を寄せることはありません。
賞を取ることができたのは、顧客が喜んでくれ、僕に信頼を寄せてくれ、そのプロセスを評価してくれた社内の管理職や経営陣がいたからです。
組織で働くということは、常にチームで働いているということであり、仕事をするということは顧客に価値を届けることであります。
このことを忘れない者に、たとえ時間がかかったとしても結果が微笑んでくれるのでしょう。
それを知っている僕は、これからも結果を出し続けるのでしょう?笑
社会で役に立つ知識が身に付くおすすめ学習媒体まとめ
ところでみなさん、社会に出た後で必要なスキルや知識、マインドセットをどこで身につけていますか?
本を読んだり、動画を視聴したり、資格の勉強をしたりといった行動で自身の能力開発に努めているかと思います。
せっかくなので、僕が社会人2年目から頻繁に活用しているおすすめ学習媒体を表にまとめてみました。
社会人としてはもちろん、学生でも早いうちから社会のコトを知っておいて損はないかも?
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