【日本代表】vsベトナム―なぜ久保建英は活躍できないのか?

 

 

 

 

めちゃ久々の更新ですね。

次年度は兵庫の姫路に転勤することになりました。

まさか1年で広島を離れることになるとは…

 

まあそれはいいとして。

今日の記事は、昨日のワールドカップアジア最終予選のベトナム戦を観戦して、試合レビューでも書いていこうかな?

久しぶりですね、代表戦のマッチレビューを書くのは。(笑)

 

昨日の試合は前節のオーストラリア戦で予選突破を決めたこともあって、スタメンを入れ替えて控え組主体のスタメンとなりました。

 

三苫 上田 久保

旗手 原口

柴崎

中山 吉田 谷口 山根

川島

 

 

嚙み合わない守備


まず前半、いきなり相手のペースで試合に入ることになりました。

原因としては、前線と中盤での守備の取りどころの共有ができていなかったことで、セカンドボールを拾えなかったことでしょうか。

普段であれば、守田・田中でプレスをかけて最後は遠藤が刈り取る連続プレスで取り切ることができていますが、この日は旗手と原口のプレスが甘く、柴崎は刈り取る能力が無いので中盤でセカンドボールを拾うことができていませんでした。

そもそも3人の守備の意思疎通のできていなさがFWのプレスの迷いにもつながり、守備での連動を全く出せていませんでした。

 

 

久保選手のポジショニングの問題点


そんな中でも、オフェンス時は左サイドの三苫がオープンな展開から再三ドリブルでチャンスを作りました。ここで一気に点数を入れておきたかったところですが、いかんせん久保選手のポジショニングがバランスを崩していました。

普段は昨日の久保選手同様、南野選手もウイングでありながらも中に入ってくる癖がありますが、ここで相性が良いのが逆のウイングが縦に仕掛ける伊藤選手。

伊藤選手が果敢に縦に仕掛けることで、南野選手がCFと一緒に中に入ってきてもPAが渋滞することはありません。

 

ところが、昨日は三苫選手が中に切り込もうとするところに久保選手が何度も絞り過ぎてしまい、上田選手と前に果敢に飛び出す旗手選手の4人で渋滞を起こすシーンが何度も見受けられました。

ここで4人がバルセロナ並みに狭くても細かくパスを回せるのであれば良いのですが、いかんせん代表で合わせるだけではそうはいかないもので、パスミスが多くなるのは当然のことですね。

久保選手が中に絞ることで右サイドが空いてしまい、せっかくの空いたスペースを誰も上手く活用することができませんでした。

 

ここで最近の久保選手のプレースタイルを一言で説明すると、イメージはバルサ終盤期のメッシ選手と同じものになってきています。

詳しく説明すると、右のウイングではあるものの積極的に中央~逆サイドに絞って左サイドの選手たちと崩すことはもちろん、時には右サイド目一杯に開いてボールを受け、右からのカットインでゴールを狙っていきます。

恐らくはこのスタイルを理想としているのでしょうが、残念なことにまだ経験が浅くメッシ選手ほどの戦術眼が無いためパスを呼び込むタイミングが悪く、さらにはドリブルのキレもそこまで高くないため右からのカットインで一人で相手をかわしてシュートに持ち込める力もありません。

つまり、メッシ選手のような右ウイングを目指す者としては個の力が大きく不足しているのです。

 

とはいえ、日本選手の中ではパスセンスと攻撃のアイデアはずば抜けています。

そのため久保選手が昨日の試合で輝き始めたのは4-5-1のトップ下に移ってからで、なぜならこのポジションであれば前後左右にサポートがいるため、久保選手がボールを持った時に動き出してくれる見方がたくさんいます。そのため、相手にパスを警戒させながらドリブルを仕掛けることもでき、引きつけることができればスルーパスを出すことが可能になります。

久保選手は個の打開力が無いので孤立させて生きる選手ではないのと、ボールを受けたくてサイドに開くのを我慢できずすぐに中~左サイドに絞ってしまうため、それを防ぐためにも日本代表では中央で使うことで生かすことができます。

そのため、本人は右サイドを希望しているのでしょうが、残念ながら4-3-3で久保選手が生きるポジションはありません。

 

 

ビルドアップの拙さ


そして昨日の試合で日本のボール展開を遅らせてしまっていたのが、柴崎選手になります。

時おりいつものような縦パスを入れるシーンが何度かありましたが、とはいえビルドアップの際にCBの間に入ってSBを上げることもせず、かといって遠藤選手のように旗手選手・原口選手とCB2枚の間に入って受けることができず、ボールがサイドにサイドに行ってしまいました。

中央で時間をつくらずに早めにサイドに行くことの何が悪いのかというと、すぐにサイドに行ってしまうと相手が早めにプレスを掛けに来ることで、相手を押し込むことができないのです。相手のサイドの守備が出来上がってしまい、4-3-3の強みであるサイドの崩しに必要なスペースが生まれないのです。

その意味で柴崎選手がボールに触らないことによって、明らかにゲームの展開を掴むことができなかったのが前半になります。

その上、前線の3人が積極的にスペースに走りこんでもロングボールが出なかったことも、柴崎選手が何も強みを出せなかった要因の一つでしょう。

ボールを引き出すことを恐れていたことで、かつてのストロングポイントを出すことができなくなってしまっていました。

 

 

やはりベストメンバーはここ3試合のスタメンか


後半になって中盤の守田・田中選手と右サイドの伊藤選手が投入されたことで、やはり一気に試合が安定しました。

久保選手が中に入ってきたことでタメが作れるようになっただけでなく、パサーが自分の下に来たことで上田選手の動き出しにパスが出そうになり、相手DFは明らかに嫌がるようになってきました。

 

強いて言うなら久保選手のトップ下をもう少し見たかったところですが、南野選手と変わってしまったのはまあ仕方のないことですな。

そして三苫選手は、まだ日本代表の中ではジョーカーとして使われるのが一番でしょう。

僕としては、左サイドはやはり中島選手が見たい。

 

 

上田(古橋)

中島 久保 伊藤(堂安)

守田 遠藤(田中)

中山 吉田 冨安 酒井

権田

 

これが見たいね~。

次は5月のキリンチャレンジカップ。

良い試合を見せてくれ!