本日はおめでたい日です。
なんと、僕が結婚いたしました。
えーーー。
いや、我ながらこの激動の半年にはビックリです。
出会って約1年、お付き合いして約半年のスピード結婚であります。
付き合うことになった時から既に「結婚を前提に」という約束をしていたので、半年の期間を経てようやく有言実行できたというのが率直な感想です。
これから長い結婚生活を歩んでいくにあたり、僕は『愛とためらいの哲学』という本を読んでみました。
今日は、その中でこれからの結婚生活に生かしたい学びを引用しながら、みなさんに決意表明していきます。
一人よりも二人の方が「楽しい」「穏やか」と感じた
僕が奥さんを選んだ理由は、職場で初めて会った時に「この人は素敵な奥さんなんだろうな」と僕の中のリトルまつが感じたからでした。
直感って大事ですよね。
「この人カワイイ」という容姿に対する一目惚れではなく、将来に対する希望が湧いたと言っても過言ではないかもしれません。
よくよく話を聞いていくと独身だということが分かり、「じゃあいくしかないでしょう!」と行動していき、ようやく射止めることができました。
実は昨年度、コロナにもめげずにマッチングアプリを活用してたくさんの女性とデートをしました。
たくさんと言っても、10人くらいかな?
僕の中では、この数は十分多いのです。
奥さんを含め出会った方たちと食事に行ったりお出掛けしたりしてみましたが、一緒に共有している時間を一番「楽しい」と感じることができたのが奥さんでした。
そもそも、同じ職場ということもあってプライベートの時間だけでなく、お互いの仕事の姿勢なども知っていたのも仲を深める要素の一つだったのかもしれません。
加えて、28年間生きてきた中で一番、家族と同じように家で「穏やか」な時間を過ごすことができる人でした。
他にも料理が得意などといった奥さんの好きなところは多々ありますが、決め手となったのはこの2つの感情を抱くことができて、この先もその感情を抱けそうだったからです。
結婚はイベントではなく「ライフ」
みなさん、「結婚」ってどういうものだと思いますか?
他者から言われるものとしては、「素敵だね」「羨ましい」といった華やかな出来事のように褒められることが多いでしょう。
本人としても結婚(入籍)したこと自体は人生のイベントの一つになるものの、結婚というのはその後に2人で協力して生活を営んでいくものです。
旅行であれば、上げ膳据え膳ですから、自分たちで何もしなくてもじっとしていたら食事が出ますし、食事の後に食器を洗う必要もありません。
ところが、結婚してからは、二人が協力しなければ、食事をすることはできませんし、後片付けもしなければなりません。
これがイベントと生活(ライフ)の違いです。
『愛とためらいの哲学』
今日、市役所に婚姻届けを提出した僕と奥さんは、これからライフを共にしていく決心をしたことになります。
一緒にいられることは、それだけでありがたいことなのです。
普段、なかなか一緒にいられないのならなおさら、一緒にいる時にわざわざ喧嘩しなくてもいいでしょうに。
『愛とためらいの哲学』
理想の夫婦関係
僕自身で、結婚するにあたって理想の夫婦関係について色々と考えていました。
- 奥さんとはきちんとコミュニケーションを取る。
- そのための時間を毎日作る。
- 毎日「ありがとう」を伝える。
この3つをしたいなあと思い、これからの毎日を送っていようと思っています。
結婚している二人もどちらかのパートナーが経済的に優位であることを理由に相手の生き方に制限を課してしまうと、結婚生活がうまくいかなくなるでしょう。
経済的優位は決して人間としての優位を意味するわけでもないのに、養ってやるというような大きな勘違いをしている人は多いです。
『愛とためらいの哲学』
ただ、コミュニケーションの際に気を付けねばならないのが、同じ目線ではなく、どちらかが上からの目線になってしまうことです。
そうなってしまうと協力関係ではなく、主従関係になってしまます。
経済的な面では特に、稼いでいる側がどう相手に接するかがコミュニケーションの問題を生じさせるかどうかの要素の一つになってきそうです。
「自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、自分のなかに息づいているもののあらゆる表現を与えるのだ。
このように自分の生命を与えることによって、人は他人を豊かにし、自分自身の生命感を高めることによって、他人の生命感を高める」
byフロム『愛とためらいの哲学』
夫婦は言ってしまうと、家族という名のチームを構成するメンバーでもあります。
僕自身、これまでサッカーをやってきた身として、やっぱり良いチームというのは、お互いの良さを引き出し合いながら高め合っています。
協力だけではなく、お互いに成長の機会や気づきを与えるような関係でもいたいですよね。
そのためにできることが、お互いの中に息づくものを伝えたり、行動の中で示すことに他なりません。
僕も曲りなりに28年生きてきて、奥さんよりは年下ですが、奥さんにはない特徴や経験、考えを持っているはずで、それはもしかすると奥さんにとっての何かしら良い影響を与えるかもしれません。
その逆も然りだし、さらには悪い影響も与えないとは言い切れません。
何がお互いにとって”善い”ものなのかも、一緒に話して考えていく必要があるのでしょう。
まずは「愛していく」決意をする
『嫌われる勇気』にも書いてありますが、全ての悩みは人間関係であり、自分から「良くしよう」と決意して行動すれば、そういった悩みを乗り越えていけるのです。
その上で、僕は本書のこの言葉を胸に、これからの結婚という名のライフを過ごしていこうと思います。
最初の頃の気持ちを忘れないためには、決して慣れてはいけないのです。
いつもこの人と会うのは今日が初めてなのだと思って一日を始めてみましょう。
それくらい今に集中したいのです。
前の日に、相手に嫌なことをいわれたかもしれません。
しかし、だからといって今日も目の前にいるこの人が嫌なことをいうとは限りません。
そう思って初めて会う人のようにその日を始めるのです。
『愛とためらいの哲学』
奥さんよりも○○な人はたくさんいます。この○○には、色々な形容詞を入れることができます。
例えば、「若い、美しい、賢い…」など挙げればキリがありません。
ですが、他にも数多くの女性がいる中で、僕は奥さんを選んだのです。この人と一緒にいたいと思ったから選んだのです。
今日のこの決断を、この先も自信を持って「正しかった」と言えるように、僕は奥さんを毎日「”今日初めて会ったかのように”愛し続けていこう」という決意から始めなければなりませんね。
相手がいるから「”結婚”生活」は成り立つ
「結婚生活(ライフ)」は、相手がいるからこそ”結婚”生活と言います。
相手がいないのなら、それはただの独身生活に過ぎません。
相手と一緒に生活を共にし、より良い生活にしていくために必要なことは、相手への経緯に他なりません。
尊敬とは「愛する人が、私のためではなく、その人自身のために、その人なりのやり方で、成長していってほしいと願う」ことです。
『愛とためらいの哲学』
相手への願いが自分に対するものになっていないか、これから常に問いかけていきたいですね。
「僕に△△してほしい、奥さんは僕に○○してくれない」という言葉が口から出てきた時こそ、いったん立ち止まって
「僕は奥さんに対してどうだろう?」
と考えれる人間でありたい…!