今日はぴっかん晴れの中、高校生の野球の試合を観に行ってきました。
若者の頑張る姿は良いですね。
今日はなんとなく、家に戻ってきてから過去のある地点を振り返っていました。
それは僕が大胆な行動できるようになった時期のこと。
そうなれたきっかけになったのは、友人とケンカ別れしたことでした。
僕とその友人は浪人の時の寮で出会い、半年間同じ屋根の下で寝食を共にし、熱い熱い語り合いを通して親友になりました。
大学は別々でしたが定期的にSkypeで語り合っていたので、あまり離れたという印象はなくてですね。
そして大学4年の時に、友人がいち早く卒論を書き終え、僕がいた大阪のアパートで1か月半を共に過ごしました。
当時の僕は己の価値観がすべてで、他人の言動が少しでも気に食わないと「合わない」と思ってしまう人間でした。(今もまだその気は若干ありますが…)
親友と言えども、ずーっと一緒に暮らすと歪も生まれるもので、些細なことでケンカしたわけですね。
結局仲直りすることができず、友人は家を出ていきました。
居なくなって数日は清々した気分でしたが、それもいつしか吹っ飛んで、どこかぽっかりと心に穴が空いた気分に変わりました。
それまでの1か月半はケンカするまで、2人の時間が合えばとにかく一緒に何かしらの行動しました。
チャリンコでサイクリングは週2で行い、しまいには大阪から琵琶湖まで3日間かけて往復する始末。他にも週2で銭湯で語り合ったり、時にはおしゃれにバーで語り合ったり、山に登って大阪の夜景を見たり。
電車で大阪をぐるぐると巡ることもしました。
とにかく行動に出た1か月半が急に終わりを告げて、”自分だけでは何もしない(できない)僕”だけが残りました。
これがとにかくつまらなくてですね、初めて自分を「変えよう」と思いました。
もちろんそれまで、一切行動をしてこなかったわけではありません。
大学は誰一人知り合いのいない大阪の地を選んだり、強豪の社会人チームに挑戦したりといろいろしてきましたが、”初めて”のことに対しての抵抗は、年を重ねるごとに増していったように思います。
親友とのケンカ別れがきっかけで、”自分独り”でも行動できるようになろうと思い、いろいろなことに挑戦してみました。
初めての一人旅に始まり、外人をナンパしてみたり、海外にサッカーを観に行ったり、海外に1人旅してみたりなど。
たくさん行動してみた結果わかったことは、「やってやれないことはない、やろうと思えば僕はなんでもできる」ということでした。
最後卒業式も終わり、帰る前に素直に謝罪と感謝と、そして友人との行動と自分自身の変化から学んだことをラインで長々と送りました。
思い出したのも何かの縁だと思うので、ここに書き残しておきます。
O久しぶり。
仙台はどうだい?
僕も残すところあとは卒業するだけになりました。
小学生から続けてきたサッカーも終わりました。結局、Oの預言通りタイに行くことも、留学することもしませんでした。優しさで言わなかったんだと思うけど、大阪で活躍できないということ、そしてもう23、サッカーで食べていくことは難しい。自分の実力を受け入れるのに時間がかかったけど、一区切りついたのでこれで終わりです。
Oが出て行ってサッカーが終わってから、貯めたお金で国内外のいろいろなところに行ってみました。ちなみにタイへは1人旅で行ってきました。
夏休みにOが来てくれてからの半年は人生で一番濃い半年になった。それはやっぱりOの影響が大きかったと思う。
初めて自力で山登って夜景を見に行ったこと。初めて自分たちで計画してチャリンコ旅行をしたこと。初めて死にそうな経験をしたこと。初めて他人と住んだこと。本当に貴重な経験になった。
1人旅では、Oを参考にして自分で計画を立てれるようになったし、やってみたらなんてことはない、英語も移動も問題なくできることがわかった。やってやれないことはなかったよ。
大阪ではかなり迷惑をかけてしまったけど、来てくれて本当にありがとう。今は遥か前を全力で走ってると思うけど、僕なりにゆっくりでもまた進んでいくよ。
4月からの仕事はコミュニケーション能力が必須だし、苦戦しそうだ。でも僕にも新しくやりたいことができてさ、いつか自分でビジネスを持ちたい。そのためにも、4月からは与えられた仕事にまずは全力で取り組んで、社会人としてビジネスマンとしての第一歩となるスキルをどんどん吸収していくつもりです。やってやるという覚悟を持ってね。
Oもだと思うけど、僕もこれからの生活が楽しみでなりません。
僕にいろいろなことを教えて、示してくれてありがとう。必死で追いかけていくよ。
別々の生活が始まるけど、お互い体調に気をつけて、また再会できることを楽しみにしている。
byまつ
返ってきた文章がとても深~い内容でした。
せっかくなので、ここに書き残しておきます。
あ、友人からはまっつんと呼ばれています。
まっつんの文章を読んで感じたことは、僕の目に間違いはなかったってことだね。
まっつんの目からどう映っていたのか分からないけど、僕の中でのまっつんに対する想いは何ら変わってないんだよね。
ただ、やはり人間という生き物は感情によって評価を下しちゃう(脳の内側前頭前野と下頭頂小葉が関わっているんだけどね。。。)
僕はそれが嫌だからすぐに距離を置くことにしたんだ。
実はたくさん言いたかったこと(アドバイス的なこと)はあったけど、結果的には言わなくて良かったみたいだね。
結局、やれよ。ってことなんだよね。
まっつんは僕との生活の中で多くのことをやった(やらされた)と思うんだよね。
そして、僕が居なくなってから多くのことに挑戦し、実際にやったんだよね。
そこで分かって欲しいのは、フィードバックは行動したことのみに返ってくるってこと。
考えたことではなくて行動したことね。
だから、まっつんの人生や思考に深みがついたのならば、それは行動したからなんだよね。
これ大切ね。
ほんで、ここからがさらに重要なんだけど、行動した後にくる感情が自分の指針になるっていうこと。
例えば、社会人サッカーが終わった後に”もう限界だ”っていう感情が来たんだと思うんだよね。だから、これ以上サッカーの道に進むのはやめようって決断したんだよね。
他には、タイに行った後に、案外恐れる必要は無かったっていう感情がきた。
こうやって、行動したことのみに感情レベルのフィードバックがきて、自分の指針が固まっていくと僕は思っているんだよね。
だから、実際にやってみること、が最も大事なんだよね。
by友人O
これ、大学4年生が言ってくれたんですよ。凄いですよね。
この後2人で始まりのバーに行き、1年後に会おうと別れました。
ちなみに彼は有言実行で目標の大学院に進み、その後の目標であった世界トップ10入りの大学に留学する権利を得たようです。
来月で論文が書き終わり、留学前の大きな仕事が終わるそうで。
相変わらず僕の遥先を進んでいるという印象です。
でも僕も少しは変わったのかな、と。仕事はすぐ辞めたけど。
その決断は今は正しかったと思うし、前の職場よりも更にコミュニケーション能力が上達したと思います。
それに、これまでたくさんの人と関わってきたことで、他人をきちんと見ることが昔よりできるようになったと思います。
きっかけってのはどこに落ちているかわからなくて、だからこそ毎日、何があったかを振り返ることが必要なんだと思います。
僕にとってはそれがブログであり、その方法は人それぞれですよね、メモだけの人もいると思いますし。
でも振り返りをしないのって、非常にもったいないと思うんです。
人生のヒントを、目の前の扉を開けるカギを見落としていることだと僕は思うから。