【日本代表】vsマリ│個人の高い打開力が試合を動かす

こんにちは。

昨日の試合、残念でしたね…。1-1。予想外れました。(笑)

結果は残念でしたが、くよくよしていても仕方ありません。とりあえず昨日の試合を振り返ってみたいと思います。

今日のMVPは中島翔哉です。先月記事作っただけありました!ナイスプレー!

 

 

選手評価点

  1. GK  中村  6.0
  2. DF  槙野  6.0
  3. DF  昌子  5.5
  4. DF  長友  6.0
  5. DF  宇賀神 4.5
  6. MF  長谷部 6.0
  7. MF  大島  6.0
  8. MF  森岡  5.5
  9. FW  宇佐美 6.0
  10. FW  久保  6.0
  11. FW  大迫  6.5
  • →MF 山口  5.5
  • →DF 酒井  5.5
  • →FW 中島  6.5
  • →MF 三竿  6.0
  • →FW 小林  5.5
  • →FW 本田  5.5

 

試合の感想

立ち上がりの印象は良かったです。スタートはワイドに開かずに中を固めてコンパクトにまとまりつつ、大迫と盛岡でセンターバックへのプレススイッチを入れて、それに連動してサイドの選手が連動という形を取れていました。

そこで良かった点は、宇佐美が守備をサボらなかったこと。とても嬉しかったですね~、やっときたか!と。(笑)

そのおかげで、長友の守備の負担が減り、攻撃の際には果敢に宇佐美を追い越す動きができていました。

 

前線のスイッチを入れる役目は、長谷部より大島が頻繁に縦パスをFWに通すことで担っていました。大島から大迫にボールが入り、森岡あるいは両ウィングに配給しチャンスを作る、という形が出来上がりました。そのおかげで、宇佐美から数回のチャンスが生まれていました。

 

そのため、前半途中での大島の交代はかなりの痛手となったと僕は思います。

大島の交代には山口をハリル監督は使いました。多くの試合を経験して海外慣れをしているので、すぐさま試合にアジャストできていました。

ですが僕としては、あえて柴崎を投入してパスの供給源を保ってほしかったなと思います。事実、山口を入れたことで前線への縦パスが減り、攻撃に移行する回数が目に見えて減りました。

 

さて、大島の退場のお陰で前線へのパスが減ったことで、相手の中盤のラインを下げさせることができなくなり、マリの中盤に余裕を持たせてしまう時間が多くなってしまいました。この時間で、若手中心とはいえど海外経験の豊富なマリ代表は、日本の守備に慣れてしまい、ここから面白いようにボールをいなされ始めます。

結果としては、このいなしは試合終了まで続くこととなり、ボールの保持は大島がいる時といない時で大きな差が出たと思います。

 

そしてもう1つ残念だったのが、宇賀神の起用でした。自身も試合後のインタビューで認めていたように、前半早々から明らかにマッチアップに苦戦する姿が見受けられ、前半途中からは日本の右サイドが狙われるようになってしまいました。

浦和では左サイドでの起用なので、代表デビュー戦で不慣れなポジションをさせられるのはいささか不憫には思いますが、代表では控えの選手は、スタメン選手の万が一の時に瞬時に対応できなくてはなりません。そういった意味で、今回の宇賀神の出来ははっきりと悪かった、という評価になってしまいます。

恐らく、ハリルの中でも宇賀神は昨日の試合で落選が決定したことでしょう。

代わりに後半から出てきた酒井高ですが、相変わらず悪くはないけどバタバタしたプレーに終始してしまい、もう少し余裕を持ってできたらよいのになと、彼に対して思わざるを得ません。自分のクラブでは堂々とプレーしているだけにもったいないですね。

 

今日の試合のキーになった場面は、大島の負傷交代と中島・三竿の投入です。中島の投入は疲れが見えてきた宇佐美をフレッシュなドリブラーに変えた意味でも、ナイスな采配でした。

 

中島は試合序盤は硬さが目立ちましたが、シュートを1本打って以降は徐々に硬さも取れて、終盤は前へとボールをドリブルで運ぶことができていました。乾と同じ能力を持っているので、乾の控えとして僕はぜひ呼んでほしいと思っています。控えの理由としては、昨日の試合もそうでしたが、やはり守備が軽いところがあります。乾のようにまず体を当てるのではなく、コースを切りに行っているので、逆を突かれてしまうと一気に置き去りにされてしまうのです。実際に昨日の試合でも、僕が確認できた中で2回はありました。要改善ですね。ただ、得点シーンについては文句なしで、その前にマルセイユルーレットで相手3人を一気にはがしたシーンから始まり、三竿のリターンを落ち着いてボレーで決めました。足元の能力の高さもうかがえましたね。

 

三竿については僕は初めて見ましたが、印象としては守備のファーストコンタクトは軽さが目立ったものの空中戦に強く、パスのつなぎも丁寧かつ横だけでなく縦にも出せていたので、良いスイッチ役として今後期待できそうです。まだ21歳ですしね。アジェリティ―を強化すれば、長谷部の後釜になれる可能性があると僕は思っています。

 

そして忘れてはいけないのが、大迫です。獅子奮迅の活躍をしていました。前線のボールをことごとく収め、空中戦でも森岡や宇佐美に上手くフリックパスを配給していました。日本代表のCFは、年齢的にもカタールまで大迫でいけると僕は思っています。ただやはりかわいそうな点は、得点につながらないことですね。これはハッキリ言って周りが悪い。シュートを決めてくれ、ただそれだけです。あれだけの強度の外国人CB相手に身体を張ってボールをキープし、ボールを配給できるFWは日本にはいません。

なので、昨日の宇佐美と久保にはお説教ですね。日本のフィニッシュはウィングが担わなければいけないからです。

本田については、サイドで使うならインサイドで使った方が良いのでは、というのが僕の見解です。というのも、左サイドの競争のように、まずは前に運ぶという選択肢が本田にはないので、まずはしっかり収めてボールを配給するという本田はインサイドでの方が生きるのではないでしょうか。

 

結果は1-1。負けなかったものの、課題が多く残る試合でした。

 

次戦への期待

次戦はウクライナ相手に、仮想ポーランド戦のシュミレーションです。

昨日の試合では、ビルドアップに若干怪しさがありましたが、CB2人の守備に関しては文句なしです。失点のPKは避けられませんでしたし、退陣に強くいけていて、相手も嫌がっていました。

ポーランドにはCFにレヴァンドフスキという超一流の選手がいます。彼をどう止めるかがカギとなるので、まずは彼にはいるボールをどうシャットアウトするか、そして入ってしまった時に、2人でどう対応するかがカギになります。

吉田がいないとなれば、昨日の2人でも良さそうですね。次の試合も引き続き気合いの入ったDFを期待しています。

そして、見たい選手は柴崎、原口ですね。

ウクライナ戦も頑張れニッポン!