今日は1年生全員(30数名)を1人で見ました。
天気回復したと思いきや昼からまた雨に見舞われ、あえなく今日もハウス…。
もう外で思いっきりできる日も、両手で数えるくらいになりそうです。
30人強でハウスを使うと、詰め詰めになってしまいメニューが限られてしまいます。
本日のトレーニングメニュー
- 対面ショートパス
- リフティングドリブル
- 1対1
- 3対1
- 罰ゲーム(ビーチフラッグ)
対面ショートパス:トラップからパスまでの動作を意識する
人数が多いため5~6人一組になり、7~8mの距離で今日はパスアンドゴーにしました。11月に入り気温が低いので、身体を温めるのにはその場ではなく動く方がいいですよね。
意識することは昨日と同じく、中村憲剛のこのトラップ理念。
これは非常に参考になる動画なので、貼り続けようと思います。
リフティングドリブル:浮き玉の処理スキルを磨く
これは、1つ前のメニューの位置取りをそのまま活用します。
距離は7~8m離れているので、その距離の間をボールを落とさずリフティングしながら移動します。着いたら対面の選手に浮いたままパス。
種類は、
- 左右1タッチ交互
- 左右2タッチ交互
- もものみ
- 逆足のみ
- インアウト交互
- 前の人に指定された箇所のみ
- 1タッチ返し頭以外(リフティングパス:3分30回)
- 1タッチ返し頭のみ(リフティングパス:3分30回)
大事なのは、失敗してもよいので本気で細部までこだわってクリアしようとする意識ですね。
1対1:相手の逆を取る
ハウスを3分割し、縦9m×横6mの幅で1対1。
コートが狭いということは、スペースを活用してのドリブルができないので、肝になるのはフェイントやステップで相手の逆を突くこと。
相手の逆を突くことで少しのスペースが生まれ、そこを素早く通ることで相手を抜き去ることができます。
ドリブル技術は岡部氏のYoutubeチャンネルがおすすめです。華麗なフェイントや面倒なテクニックを使うのではなく、シンプルなのがベストですね。
3対1:狭いスペースでのパス回し
ルール:オール1タッチ、15回しor股抜きでタメ1。
試合で攻撃のテンポが上がる場面は、ダイレクトが入った時。
その時に、精度の高いダイレクトパスを供給でき、また受け手も次を予測して出す人を見つける判断力を高めるのにはうってつけの練習がこれです。
春から隙あればこの練習を全員が行っているので、精度やスピードもかなり上がってきました。
罰ゲーム(ビーチフラッグ)
8面で行った3対1で、最後鬼だった8人が罰ゲーム。
2人一組で10mビーチフラッグを行い、負けたもの同士で争うトーナメント方式。
最後に負け優勝者がバービージャンプを20回。罰ゲームは誰しもが嫌いなので、なんとか避けようとみんな必死になり盛り上がります。
トレーニングの反省点
2日連続のハウストレーニングになってしまいましたが、内容は変えたので選手もだれることなく取り組んでくれました。
ただ気づいた点として、やはり1年生の中で上のチームと下のチームの間では交わりというか、関わり合いが少ない印象を受けました。
それを少しでも増やすために、頻繁にメンバーを入れ替えましたが、下のチームに対人で負けそうになると上のチームの人の中には本気で削りにいく者がいて、怪我する可能性もありました。
下のメンバーは普段は体験できない強度でできていいのですが、やはり上のメンバーの中には小ばかにしている者もいて、途中雰囲気が良いとは言えませんでした。
もちろん僕に責任がありますが、ある程度は分けてやった方がいいのかもしれません。
今日はこの他に、テストで遅れてきた特別組のトレーニングも行いました。集まった時点で、次の小学生スクールが来るまで40分、そして3人(+自分)。
追加メニュー
- 三角ショートパス
- 3対1
- 1対2
- 2対2
の4つ。
三角ショートパス:ボールを受ける際の体の向きに注意
身体を温めること、トラップしてすぐに出す。2タッチと1タッチの2種類行いました。
大事なことは、例えシンプルな三角パスでも実践を考えてパスを受ける、出すこと。
受け方はコーンの横にただ突っ立っていても意味はないので、コーンを敵と見立てて、出し手の顔が上がったタイミングを見計らって敵から距離を取ってパスを受けるスペースを確保する練習になります。
3対1:ダイレクトパスの精度にこだわる
3人であったため、自分も参加。
この練習で大事にしてほしいのは、必ずしも自分の思い描いているパスが来なかったときに、どう次の受け手に取りやすい球を送れるかです。
アウトサイド、ノールック、ヒール等々も使いこなせるようになって欲しいです。
また、出したボールが弱かった時はプロテクトを行うことも取り組んで欲しい。
味方が気づいて助けてくれたら、またパス回しを再開できることも十分可能です。
これは試合中も同じで、味方がよりプレーしやすいように、パス出した後に近くの敵が味方にプレッシャーに行く時間を遅らせるブロックの考えにも通ずるものがあります。
1対2:数的不利でどう突破するか
これは圧倒的数的不利の時のドリブルをどう行うか?にフォーカスした練習です。
抜くのは至難の業ですが、背を向けて逃げドリブルにならないよう、「どんどん仕掛けろ」という声掛けが大事です。
僕は少しでも惜しいチャレンジがあればどんどん褒めるようにしています。
後ろを向かないことと、狙うのであれば2人の間が一番抜きやすいですね。角度を付けると確率が上がります。
2対2:勝負にこだわる
これも自分が参加して。
高校生なので、スイッチや開いたり近づいたりの工夫は十分できているので、自分も手を抜かず真剣勝負。
結果は負けましたが、2-3の好勝負でした。
自分も本気でやっていると、選手たちも真剣に取り組んでくれるので、嬉しいですね。
雨の日でもできることを積み重ねよう
40分の短い時間でしたが、レストを極力少なくして常に動く対人メニューにしたので、運動量も落としすぎずのトレーニングができました。
選手も汗をたっぷりかいて息を切らしながらストレッチをしていたので、このメニューを組んだ効果はあったと思います。