少人数でも選手は飽きない!多種類のサッカー練習メニューとは?

今日も天気は良く、練習日和でした。

場所も人工芝グラウンド。残り少ない練習機会を大事にしていかなければと思います。

今日の人数は、9人+自分含めコーチ2人+途中からGK2人。

GKはこのトレーニングの後に試合がそれぞれ入っているので、1時間遅れの集合にしました。

本日の練習メニュー


  1. ロングキック、ヘディング
  2. 3対1(6m×6m)、4対2(7m×7m)
  3. 1対1+2サーバー(8m×9m)
  4. 2対2+2サーバー(10m×12m)
  5. 5対5(25m×40m、ラインゴール)
  6. ゴール前1対1シュート(左2か所→右2か所)
  7. ゴール前2対1シュート(シュート1タッチ)
  8. 5対5シュートゲーム(33m×ペナ幅、シュート1タッチ)
  9. PK(1人2本左右)

今日は9人に加えて先輩コーチ1人にも参加してもらい、10人で行いました。

他の選手はゲームをしている中メンバーを外れての練習であったため、モチベーションが上がりにくい選手がいると予想していました。

本来、監督・コーチ陣からは、理想は

  • アップ
  • トレーニング1
  • トレーニング2
  • (トレーニング3)
  • ゲーム

の形と言われています。

今回は人数が少ないと回転率が速いため、同じメニューを15分以上続けてしまうと集中力が切れてしまうと思い、できる限り新鮮さを持ちながら取り組んで欲しいと思いこのメニューを組みました。

ロングキック、ヘディング


これはいつも通り、ボールを転がして蹴ること、異なる球種を練習することの2点ですね。

3対1(6m×6m)、4対2(7m×7m)


こちらもいつもと変わらず。

1タッチでもパンパン回る様子を見ていると、みんな上手いなあと感心しますね。(笑)

1対1+2サーバー(8m×9m)


さて、ここからが本格的なトレーニングです。

サーバーはグリットの横辺に位置し、頂点から頂点までの間のみを動くことが可能で、1タッチのみ。さらに、サーバー間のパス交換は禁止。

オフェンスがボールを保持した際は3対1の状況になりますが、サーバーに渡った時点では2対1になり、必ず中に戻さなくてはならないので、サーバーを使って攻める場合は必然的にワンツーを狙わなければなりません。

中はサーバーを使った時は、隙をみて前に抜け出して行く、無理ならポジション修正をしてパスを受け直すの繰り返しが必要です。

この練習のサーバーを初めてやる人は止まりがちになりますが、常に動いてパスコースを作る必要があります。それも、横ではなく前に位置してあげるなどの工夫で、攻撃側は当てた時の前への飛び出しがしやすくなりますし、ディフェンスも後ろを気にしなければならなくなるので守りづらくなります。

DFは、サーバーを使われた時目の前から目を離さないことが大事です。

ワンツーを成功される時の状況というのは、ほとんどが目の前の敵が出したボールの行方を追ってしまった結果、離してしまった自分のマークにパスを通されるからに他なりません。

なので、意識することは絶対にマークを離さないこと。このトレーニングはそれができてなおかつ、一発で飛び込んで抜かれなければ負けないようにできています。

2対2+2サーバー(10m×12m)


前のトレーニングのグリッドをそのまま広げて、中の人数を攻守ともに1人ずつ増やします。オフサイドは無しです。

これも、DFは相手がサーバーに出しても慌てずに、自分のマークを離さないこと。

OFは、サーバーも含めて横一直線にならないことが大事です。

横に並んでしまうと、フィールドを縦に使えなくなってしまうので、必ず誰かが高い位置を取るか、あるいは一歩引いて段差を作るようにしましょう。

5対5(25m×40m、ラインゴール)


これはその前に行ったトレーニングでの要点を、今日に関しては

  • パスコースを作る作業を止めない
  • 自分のマークにしっかりついていく
  • 選手の配置に段差をつける(このトレーニング場合は人が多いので、段差も2ではなく3,4となるように)

以上の点ができているか、できていなければ伝えてあげることを繰り返します。

決して怒らず、今のはさっきやったこうだよね?というように声を掛けます。

ゴール前1対1シュート(左2か所→右2か所)


キーパーが合流したので、シュート系メニューに移ります。

対人メニューで疲れも見えてきたので、休み休みできるトレーニングを入れます。

このトレーニングはシンプルで、ペナルティエリア外左側2ヶ所適当にコーンを置いて、そこから1対1から抜いてシュートまで持っていく、というもの。

左側である程度7分ほどやったら、右側に移り同じように行います。

これは自由に、自分の形の確認と、左右どちらからでもシュートに持っていけるようにするのが目的です。

ゴール前2対1シュート(シュート1タッチ)


ペナルティアークの交点より3mほど離した場所にコーンを置きます。そこから3人でリフティングスタート。笛が鳴った時に最後にボールを触ったものがDFとなり、ゴール前2対1です。

OFはシュートは1タッチ。なので、出すパスは味方に1タッチで打たせてあげられるよう、強さや角度などを調整してあげる必要があります。

逆にボールを持っていない方も、1タッチで打てるポジションを取ったり、シュートに移りやすいスペースに要求したりという工夫をしなければなりません。

この練習の意図は、最後のゲームにいくための導線部分として入れています。

5対5シュートゲーム(シュート1タッチ)


横幅はペナルティエリアの幅で、縦はペナルティエリア2つ分の真ん中に6mプラスした39mです。

キーパーがわかりやすいように、ペナルティエリアの線を引くか、角にマーカーを置いてあげるかの優しさを。(笑)

ここまでのトレーニングで言った要点を、出せるかの検証です。

僕は最後のゲームは止めずに、言いたいことがあればその時か、終わってから伝えるようにしています。

PK(1人2本左右)


今日は最後、勝敗が決まらなかったのでPKを実施。

左右2本と、苦手な足でも蹴らなければならないため、少しの緊張感とリラックスが共存しつつ、最後にとても盛り上がりました。

外した本数、前のトレーニングのコートを1周回るという罰ゲームを付けました。

結果、自分も1本走る羽目になりました。みんなにコーチも蹴ってみてと言われ、左足で外してしまいました。(笑)

まとめ


小学生で、人数の少ないトレーニングを何度も行ってきたことが功を奏し、運動量を集中力を落とすことなくできました。

ただ対人のメニューで、最初作ったグリッドでは縦の幅が狭く、ワンツーを使わせるという自分の意図してた現象が出にくかったところ、先輩コーチに縦幅を広げた方が良いというアドバイスを受けました。

自分で気付けばよかったのですが、これは今後の課題、そして今後このメニューをやる時は縦を長くして行いたいと思います。