こんばんは。
今日は久しぶりに、サッカーに関する記事です。
もうコーチはしていませんが、監督からの要請で今年もスカウトマンとして協力することになりました。
昨年度も度々スカウトに行ってレポートを提出していましたが、どうやらまずまずの成果だったようです。僕としても、昨年度のスカウトが結構ハマっておりまして、というのも、昔からウイイレのマスターリーグで新人選手を発掘してくるのが大好きだったことの影響が大きいかな、と。
今はウイイレからFIFAに移っていますが、そこでも基本姿勢は変わらず世界中にユーススカウトマンを派遣し、有望選手を獲得して育てています。まさに僕は今、そのスカウトマンたちと同じ仕事をしているわけですね。
感慨深いですなあ。(笑)
さて冗談はここまでにして、今日は道1部、2部の3部相当になる、ブロック1部のリーグ戦を見てきました。
というか、監督からは東ブロックリーグの専門として雇われたので(ガソリン代支給)、見る範囲はそこだけですね。
全国に連続で出ているチームなので、とんでもない才能がいない限りはブロックリーグの2部以下は見に行きません。
今日は1部の試合を見てきましたが、昨年度1年間教えて間近で全国レベルの選手たちの実力を知っていることもあり、昨年よりも見る目が厳しくなっています。
今年は自由に(去年もそうだが)やらせてくれるので、去年の反省を生かして身長までしっかりと、できれば名前まで調べ上げて提出しようと思っています。
レベルとしては、
3・・・1年生Cチーム相当
4・・・1年生Bチーム相当
5・・・1年生Aチーム相当
で分けることにしました。
特徴も細かく、特に強みを重点的に見たいと思います。ドラッカーですね。(笑)
あとは性格に関しても、観客席側で見ている下級生に探りを入れてみようかな。
本日の収穫
東ブロック1部には全部で8チームあり、毎度4試合が行われます。もちろん今日も4試合行われましたが、見応えのあったチームは2チームで、それぞれにレベル4に値する選手が3名いました。
あとは、6チームにレベル3がポロポロと。
市外から来る生徒は基本的に特待付きになることを考えると、正直レベル3の子は連れてきても厳しいところ。
昨年度見た限りでは、レベル3からレベル4に行くハードルはかなり高い。
レベル4とレベル5は度々入れ替えがあるため、数名の固定メンバーを除けばその2つのレベルの差はそこまで大きくありません。
レベル3には市内生が集まるので、わざわざ市外からきてレベル3に留まるくらいであれば地元で伸び伸びやる方が良いかもわかりません。
なので、僕の段階で慎重に見極めなければならないし、今年からはその自覚を持って挑んでいます。
下部リーグで有望選手が集まるポジションは?
中学生レベルだと、道1部に行かない限りどのポジションも上手い子が揃っていることはありません。2部でさえ、はっきりとスタメン内でできる子とできない子が区別される。
その下のリーグであればなおさらなわけです。
では下のリーグはどのポジションにめぼしい子がいるのでしょうか?
注目すべきは、
- CB
- CH
- (FW)
- (SH)
このことからもわかるように、真ん中のポジションに集中します。
CB
下部リーグの中の上に行くには、やはりまずは守備がある程度統率されている必要があります。つまり、そこそこのレベルのCBを最低1枚用意することができれば、相方は最低限クリアとヘディングができればラインを整えることが可能です。
そこそこのレベルとは言えども、必要とされるのはライン統率力、カバーリング、フィードの3点。フィードが無いと、後方からの一発という一つの形が存在せずチームにとってはかなり痛い。これがあるのとないのとでは、天と地の差です。
この能力があれば、3.5は固いですね。
今日見た感じだと、3チームにそれぞれ1人ずついました。
CH
だいたい中学生チームはどこも4-4-2のフラットの布陣を使っており、CHが攻撃の要になります。下部リーグのチームでCHに求められるのは、ドリブルあるいは展開力。
僕であれば、前者でした。本来、下部リーグのCHはFWこそが適任である可能性が高い。というのも、だいたいはチームで一番の得点力を持っているのにも関わらず、前線に置いてしまうとメンバー的にボールが前に来ないため、やむなくCHをやらされているという場合が多い。
こういう選手はある程度上のレベルのリーグで前でもできますが、さらにその上のレベルになると、前では通用せずに結果また下に戻ってきます。
大阪のチームでイヌSH(前半走り回って相手のキーサイドをヘロヘロにさせる)の役割をやらされた自分が、まさにその例です。(笑)
とはいえ、このレベルであれば間違いなくCHにまず注目するべきでしょう。
FW
FWに良い選手がいるチームは、大抵そのチームのエースはCHにいます。なので、下部リーグのFWはあくまでもそのレベルでは、ということになります。
いささか厳しい言い方ではありますが、恐らく上のレベルになると一切通用しないので、カッコとさせてもらいました。
ただまれに、とんでもないスピードやパワーといったフィジカル魔人がいて、その子にロングボールを放り込めばあとは1人でなんとかしてくれる、なんてケースもあります。
これはかなりのレアケースですが、このタイプが昨年度のトップチームのスーパーサブでした。フィジカルお化けでした。(笑)
だいたいこの選手は、王様でやってきたせいで性格に難ありというキズも付いてきますが。(笑)
SH
中学では、サイドハーフは真ん中のポジションを与えられなかった型落ちの子が来る、という不本意なポジションになっています。
こちらも稀に、真ん中よりサイドでのほうがドリブルを生かせる子が、サイドでブイブイ言わせている場合があります。が、下部リーグで真ん中を切り崩せない子は、上に行っても通用する可能性は低いです。というのも先に述べたように能力のない子がサイドに追いやられるため、サイドでブイブイ言わせるのは簡単なわけなのです。
なので、厳しい言い方をするとサイドブイブイくんはあまり参考になりません。
結論
ここまで見てきたように、中学レベルで見るべき重要ポイントはやはりサイドではなく、真ん中ということになります。
サイドはあくまでも、おまけといったところですね。
サッカーはサイドを崩されても、結局ゴールが決まるかどうかは真ん中で起こることなので、真ん中を固めておけば、そして真ん中の攻撃を熱くしておくと、下部リーグは攻略できる可能性が広がるわけですね。
もちろんすべてに当てはまるわけではないので言い切ることはできませんが、これは自分で言うのも恥ずかしいですがかなり参考になるスカウティングポイントだと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。