こんばんは。
なんとか無事、ブログ更新の時間を修正することができましたね。(笑)
今日はコーチの人数が少なかったため、珍しくトップチームの練習に帯同しました。
久々に第二コーチ
【サッカー│コーチング日記】シンプルに前へ運ぶ技術を磨くトレーニング
のトレーニングを見ることができたのは、僕にとって大きな収穫になりましたね。
トップチームは今週、毎日人工芝でできるという恵まれた環境で練習ができています。
これを当然だと思わないように、一回一回の練習をかみしめて欲しいなと上から目線で思っています。(笑)
メニューの狙い
今日のメニューはアップ時にチェンジサイドの意識を植え付けて、最後のゲーム時にオフェンス陣にチェンジサイドをさせながら崩させます。
片側サイドが詰まったり、相手を片側に上手く引き付けることができた時に、テンポよく・素早く逆サイドの手薄なところにボールを配給し、一気に相手を崩しにかかります。
ロングキック
特に詳しく言及することはありませんが、ボールを転がして蹴るよう指示されていました。
僕も最近このトレーニングを行う際は、選手たちに同じ指示を出すようにしていたので間違いではなかった…!
距離感ですが、パートナー同士サイドラインより5mほど入った地点でした。
3対1(6m×15m、1タッチ)
これはいつものような正方形型ではなく、長方形型。
なぜか長方形型なのかというと、チェンジサイドの意識を軽く植え付けるためとのことでした。
実は僕も夏にこのトレーニングを5対5でやってみたのですが、その時は失敗してしまいました…。
その頃はまだ、1つ1つのトレーニングに対して「なぜそのトレーニングをやるのか?」という必要性を深めることができておらず、コーチングが上手くできていませんでした。その結果、選手たちも目に見えて「どうすんだ?」と迷いながらプレーすることになり、僕もそれを修正できなかったので封印したんですね。
今回のトレーニングは2つに区切って行います。
片方には3対1で入り、もう片方には1人だけ入ります。
3対1のコートで4本回せたら、隣のコートにいる選手にボールを展開し、OF2人とDF1人か移動して、また3対1を行ないます。
OFはこれをDFにカットされないように、繰り返し行います。
ここで大事なのは、4本繋がった後にできる限り早く隣のコートへボールを運ぶこと。
ずーっとその場のコートでやっていてもチェンジサイドの意識がつかないし、この練習の意図から外れてしまいます。
そのため最低限のコーチングは、4本繋がった後もズルズルとパス回しを続けているようであれば、「逆を見ろ!展開しろ!」です。
5本目で逆エリアにパスを通すことができた時は、「ナイス!」ですね。
また、隣のエリアで待っている選手はただ突っ立っているのではなく、4本目以降自分に回ってくることを理解して、常にボールをもらえる位置取り・準備をしておく必要があります。
この2点ができているグループは、ボールがリズム良くエリア間を行き来していました。
トップチームでも、できているグリッドとできていなところがはっきりと分かれていました。
いかに早く練習の意味を理解し、適応していくかは大事ですね。
サイドチェンジの考え方と1つ奥を見る練習にもなるので、かなり参考になりました。
2対2+1フリーマン(8m×15m)
グリッドを広げて、5人の人数そのままにフリータッチで行ないます。
ここで大事なのは、さっきまでのトレーニングはワンタッチでシンプルにつなげなければなりませんが、このトレーニングではフリータッチなのであえてボールを持つ時間を作ることも重要になります。
DFをプロテクトしながら、味方がボールをもらえる位置まで出てきてくれるのを待ったり、ドリブルで相手2枚を引き付けてスペースにスルーパスを出したりなど、工夫はたくさんできますね。
ドリブルが好きな自分としては、学生時代に大好きだったであろう練習です。
ただし、持ちすぎには注意です。
ゴール前2対2
これはうちのチーム特有の練習かもわかりませんが、頻繁にこの練習を行うお陰で、どのカテゴリーもゴール前の粘り強さや泥臭さにおいて、他チームよりも数枚上手なのは間違いありません。
何度も繰り返すことで、嫌でもゴール前での2人で崩すためのアイデアが豊富になりますしね。
6対6ハーフコートゲーム(4-2、縦42m×横68m)
これは正規フィールドのハーフコートで、DFチームが4枚+ボランチ2枚、OFチームがMF4枚+FW2枚で行います。
GKはありですが、ハーフコートなので1枚です。
OFの目的はもちろんゴールで、DFの目的はOFのボールを奪ってハーフラインを通過するか、センターサークルからボールをOFへ配給するサーバー返すかの2パターンです。
OFはゴール前の複数人での崩し方や、サイドの崩し方、中の入り方、ボランチの攻撃参加のタイミングなどを確認します。
逆にDFは、それに対してどう対応するか、取った後ボールを大事にしながらしっかりビルドアップすることを確認します。
10対11フルコートゲーム
トップチームが10人で3-4-2、セカンドチームが4-4-2で行います。
それでもレベルの差があり、若干トップチームが押し気味でしたね。
出てくる現象としては、1枚少ないからこそトップはボールを大事にポゼッションを高めながら攻めるようになります。もし相手コートで奪われた場合は、すぐさま近くの選手がボールにアプローチし、逃げられないように近くからハメていきます。
ここで大きく逆サイドや前線に展開されると、数的不利で後手に回りますからね。
逆にセカンド側は、やみくもにボールを奪いに行くのではなく、きっちりブロックを作って相手がリズムを変えて中やサイド深く侵入してきたときが狙いどころです。
一気に人数をかけて挟みに行き、奪った後は前線へ素早くボールを配給し一気にカウンターを狙います。
結果としては2-1でトップチームに軍配が上がりましたが、内容としてはそれぞれがやろうとしている作戦が出ていた面白いゲームになりました。
まとめ
さすがは北海道ナンバー1のチームなだけあり、個々の能力が高い。
これと同じことを下のカテゴリーでやろうとしても無理なのは理解しつつ、最初の3対1なんかは、そろそろノーマルな3対1の成果が出てきているため、新しいことを試してみてよいかもしれません。
今度機会があれば、今日のトレーニングをタッチ数など変えてやってみよう。
ゲーム中の声掛けや崩しのアイデアに関しても、今日は自分になかったものを持ち帰ることができたので良い収穫になりました。
また、次の自分のトレーニングが楽しみですな。