北海道は先週末からずっと雨で、気温も一気に下降線をたどっています。
冬ももうそろそろといったところです。
さて、本日の高校生の練習は雨でグラウンド状態が悪かったため、ハウスでのトレーニングとなりました。
メンバーは16人で、Cチームメンバーのみで行いました。
本日のトレーニングメニュー
- リフティングパス
- コーンショートパス
- オリジナルドリブルトレーニング
- 3対1(4.5m×6m、1タッチ)
- 4対2(9m×7m、1タッチ)
- サーキット
リフティングパス
2人1組、6~8mほど距離を取って行います。もちろん、オールノーバン。
リフティングパスの種目は、
- 2タッチ返し
- 1タッチ(頭以外)返し
- ファースト胸2タッチ以内返し
- ヘディングのみ
- ファーストアウトサイド2タッチ以内返し
- 肩→もも→足返し
- 相手の指定した箇所でファーストタッチ→3タッチ以内返し
最後の種目は、すねやかかとなど様々な要求が出てきて盛り上がります。
コーンショートパス
先ほどのトレーニングの距離感で、2人1組コーンを置いて対面パス。
常に2タッチ目でパスを返すことを意識します。ハウスなので隣の列と近いのでトラップはずれないように、そしてすぐパスを出せる自分の置き所に置くこと。
中村憲剛のこの動画がとても参考になります。
これも種目に分けて、
- コーンの左右どちらかで受けて、その場にトラップして返す
- コーンを中心に、受けた方と逆側にインサイドでトラップを出し、返す
- コーンを中心に、受けた方と逆側にアウトサイドでトラップ出し、返す
パンパンとテンポよく行うことが大事です。
ドリブルトレーニング
僕が独自に生み出したドリブル練習です。たぶんあまり行われていないはず!
種目は2つ、本来は3つで行います。内容を書くだけだと易しいトレーニングに見えますが、真面目に取り組むと猛烈にハードです。
なので、15秒で区切って攻守交替2本1セットで行います。
- マネドリブル
- (逆マネドリブル)
- 逆取りドリブル
コーンを2つ7~8mの幅で置きます。その間を2人対面して移動し合うという、非常にシンプルなモノ。
1つ目は、ボールを持っていない人が主導で動き、その人の行く方向をドリブルするものがマネをするというもの。つまり、付いていくということですね。急に切り返えされるかもしれないので、ドリブルは常に細かく、そしてボールをできる限り見ずに相手の下半身を見てどこに行くか予測しなければなりません。
2つ目が、ボールを持っていない人が行く方向と逆に行くというもの。つまり相手が自分から見て左に行けば右に行く。これは、頭の中で瞬間的に相手の行く方向と逆に反応する練習です。つまり、逆を取る練習ですね。
そして3つ目がこれらの応用で、ドリブラーが主導権を握り、対面するDFより先に左右どちらかのコーンにタッチしたら1点獲得。タッチした時に、必ずボールを持っていなければなりません。もちろん足でね。DFは素早く足をサイドステップで運んで、相手より先にコーンに触っておきDFをする。
ちなみにこれ、今まで無失点で抑えたものを見たことがありません。それだけDFにとってはハードな練習になりますし、ドリブラーにとっても相手の逆を突く練習になります。なぜ逆をつけるのかは、それは前で相手の足元を見るように仕込んだからに他なりません。
3対1(4.5m×7m、1タッチ)
ハウスのためグリッドが小さいですが、妥協せず1タッチで行います。
中の鬼の回転率が速くなるので、運動量が上がります。
こういう狭いことでぜひ挑戦してほしいプレーが、ボールプロテクトです。いつも、15本回し1タメでやっています。どんな形であれ、15本回せば鬼にはならない訳です。なおかつ、コートは狭い。ということは、相手をブロックしつつ短く細かいパスを連続でつなげることができれば、省エネでなおかつ鬼にならずに済みます。
というような工夫も今後出てくるように、この場でプロテクトを使えという指示を強めに出しておきました。
次が楽しみですね。
4対2(7m×9m、1タッチ)
グリッドを広げて、人数も増やします。
パスコースが1つ増える代わりにDFも1人増えるので、簡単にはつながりません。外で行う時よりも、コートが小さいという点もあるのでね。
大事なのは突っ立ってボールを待つのではなく、もらう側も動いて常にDFの間を通せるポジションに入るといった工夫が必要です。
あと、赤コーンは最低12本は揃えておいた方がいいですよ。
無い方はぜひ。
サーキット
これは高校に伝わる伝統サーキットなので、内容は企業秘密。
種類は30で、30秒Doー30秒Restで行います。
こういった雨などでグラウンドで練習ができず運動量が少ない時に、行っています。
選手からはブーブー言われますが、上手くなるためには体力・アジェリティの底上げは必須です。
反省点
グラウンドで練習はできませんでしたが、サーキットだけでなく、他のメニュー運動量を落とさないための工夫ができたので良かったです。
個人練習でも使えるものなので、自主練でやってみてもらえると嬉しいなあ、とか。
早く天気が回復してくれるといいのですが…。