こんにちは。
今日は新生活で足りないものを買い足しに行って、家電がやっと届いて、といった具合に特にこれといったこともなく終わりました。
あと2日で仕事が始まる…のに呑気なもんです。(笑)
というわけで、ネタ切れの今日はバガボンドの名言の続きを紹介していきます!
みなさん、そろそろバガボンドは買いましたか?
まだ買おうかどうか迷っているという方は、ぜひ名言を読んでみて決めても良いかもしれません!
- 『バガボンド』4巻
- 泣くな 試練は何のために与えられると思う もっと強く大きくなるためだろう
- 一枚の葉にとらわれては木は見えん 一本の樹にとらわれては森は見えん どこにも心を留めず見るともなく全体を見る それがどうやら……「見る」ということだ
- ぜーんぶひっくるめてお前なんだ… 認めてしまえ ありのままのお前を 修行はそこからだ
- 会いたい この手に抱きたい おつう さびしい
- さぞかし多くの敵に囲まれて生きてきたことじゃろうな… だがそれは…お前自身が仕立て上げた敵にすぎぬ お前自身の殺気が 出会う者すべてを敵にする
- 本当に強い者とはどういうものかがわかるのは…本当に強い者になったときじゃ 海を泳いでいる最中には 海の広さはわからんよ
- 『バガボンド』5巻
『バガボンド』4巻
泣くな 試練は何のために与えられると思う もっと強く大きくなるためだろう
原因不明の火事が原因で武蔵と伝七郎の決闘が引き分けに終わっただけでなく、道場が燃え堕ちてしまう憂き目にも遭った柳生家。
門下生たちが悔しさの中で涙を流す中、柳生家の養子として伝七郎と清十郎と共に一族をまとめる植田が厳しくも温かい言葉をかけます。
大きな試練を前にして、足がすくんでしまって前に進めないことが僕らにもよくありますよね。
ですが、前に進まないことは試練を乗り越えない選択をしているのと同義です。
試練は人を強くするために訪れるもので、試練を自分のために利用できるかどうかで人の人生の太さは大きく変わってくるのではないでしょうか。
一枚の葉にとらわれては木は見えん 一本の樹にとらわれては森は見えん どこにも心を留めず見るともなく全体を見る それがどうやら……「見る」ということだ
武蔵との道中で、沢庵が木々を見ながら言います。
例えば戦いの最中、つい勝つことに焦るあまり相手の出方に目が行き過ぎて、周りの変化に気づいていなかった…。しまった!
なーんてこともあるように、1点に集中することで全体の視点を見失います。全体を見ることで細かな部分の変化にも気付けるわけですが、とはいえその変化に気づいてそれに捉われ過ぎると全体が見えなくなり、次の変化に気づけなくなる…。
「見る」ということは、言葉は単純ですがそれはそれは奥深いものです。
常に俯瞰して物事を見たいものですが、とはいえ細部も見たいものです。結局のところバランス良く、中庸の意識が必要なのでしょう。
ぜーんぶひっくるめてお前なんだ… 認めてしまえ ありのままのお前を 修行はそこからだ
自分の弱い部分や嫌いな部分から、人はどうしても目を逸らしたくなります。僕も常にそれと戦っています…。(笑)
でも結局その部分を認めてからでないと改善などするはずもなく、あるいはその弱い部分も見方によっては強みになることもあります。
常に二元論で物事を見る意識をつけると、選択肢は1つではないという余裕も生まれますね。
自分のすべてを受け入れる度量を磨く。大事。
会いたい この手に抱きたい おつう さびしい
剣豪の道を突き進んでやる、といきり立っている武蔵も結局は男。しかもこの時19歳。
僕の大学入学時と同じだ。(笑)
思いを寄せる人がいるのは当たり前だけど、自分の道に邪魔だからといって排除する必要もない。逆にそうすることで、別のところから膿が出てきてしまうのが人の摂理。
さっきの沢庵の言葉のように、まずは自分の気持ちを受け入れる。
自分はこの人を愛していると。
僕は…好きな人頑張って探します。(笑)
さぞかし多くの敵に囲まれて生きてきたことじゃろうな… だがそれは…お前自身が仕立て上げた敵にすぎぬ お前自身の殺気が 出会う者すべてを敵にする
「相手は自分を映し出す鏡である」なんて言葉もあるように、こちらが最初から敵意向き出しで相対するのであれば、あいても構えるのは当然のこと。
良い関係を築きたければ、まずは自分から歩み寄る姿勢を見せなければなりません。
ことサッカーにおいてはすぐに感情的になる自分としては、痛い言葉であります…。
本当に強い者とはどういうものかがわかるのは…本当に強い者になったときじゃ 海を泳いでいる最中には 海の広さはわからんよ
頂点かどうかは結局、自分ではなく他人が決めるもの。
自分がどこにいるのかを気にしている時間があれば、やることやれって話ですね。
メッシやマイケルジョーダンなんかも、「自分はどうだ!」とメディアにでかい顔せず、ひたすら目の前のプレーにのみ集中してましたもんね。
『バガボンド』5巻
人間と人間が戦うとき 息をひそめてじっと見つめている魔がいる…自らは動かずただ執拗に闇から見つめ続ける ついに弱きものが自らその闇ににげこんでくるまで
”恐怖”というものについて、カッコいい詩的な表現をしているなあと思って挙げました。
自ら逃げ込んでくるっていう言葉がカギですよね。
正にその通りで、恐怖が迫ってくるのではなく弱い自分が恐怖という名の楽な場所に逃げ込んでいるだけにすぎない。
裏を返せば、楽は恐怖とイコールになる。
あな恐ろし哉。
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『バガボンド』13~15巻―心に残った名言まとめ⑥ | しこうの遊び · 2020年10月12日 11:43 PM
[…] 「一枚の葉にとらわれては樹は見えない」 『バガボンド』3〜5巻―心に残った名言まとめ② […]
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