こんにちは。
久しぶりの投稿になります。
昨日はですね、約2年ぶりに…長かったですね、サッカーコーチに復帰して初めて、子どもたちの練習に赴いてきました。
初めてということもあり、今日は自己紹介後はどんなもんか総監督と一緒に見ていました。
内容に入る前にぶっちゃけの感想を言うと、練習内容の質が高いとは言えず、改めて僕が以前いた高校サッカー部は指導者の質が高かったのだなと、痛感しましたね…。
まあそりゃ当たり前のことで、今年は選手権の全国まであと一歩届きませんでしたが、プリンスリーグは優勝していました。
さすがです。
練習を見ていて気づいた点
本題に移りますが、昨日の練習を見て気づいた点が、3つあります。
- 練習メニューの狙いの無さ
- 練習のメリハリの無さ
- 臨機応変の無さ
どれもこれも高校のコーチ時代に、監督やコーチ陣から常日頃言われてきたことなのですが、それがまさにできていなかったという印象です。
練習の質が低くなってしまう時って、だいたいこのうちのどれかが入って来るのですが、昨日は3つとも入っていたように思います。
「結構辛辣なことを言ってまつをはどうなのよ」と思われることは承知の上ですが、この概念を理解しているかどうかはまず一つの、指導者としての階層わけのポイントになるのではないでしょうか。
このことを知らないと、「あ、この練習メニューよくない」だとか、「あ、今雰囲気が沈んでる」といったことに、そもそも気づきませんからね…。
僕もこれらに注意しながらトレーニングに臨んでいたので、酷いことはない…はず。(笑)
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
1.練習メニューの狙いの無さ
そもそも元も子もないことを言うと、練習に入る前に指導者がどれだけその日の練習メニューを考えこんできたかで、その日の練習の質の良し悪しが決まります。
その上で、次の2,3のポイントが深まりのですね。
総監督の説明では、パスを回しながら攻めることをチームの基本理念としており、管内においては相手よりも長い時間を保持しているそうです。
昨日の選手を見た感じだと、決して個の能力が低いわけでもなく、管内でも優勝争いをする強豪だそうで、なるほどね~といったところです。
とはいえ、昨日は総監督がリカバリーの週だからとおっしゃってましたが、それにしてもメニューの種類が少なく、
「ん~、これはどうなんだろう」
と思うところがありました。
もちろん、メニューは少なくても良いのですが、トレーニング時間が3時間の長丁場で、メニューが5つくらいは個人的には少ないと感じます。
ただでさえ小学生なため、飽きが来るのが早いです。飽きさせないためにも、メニューの数を増やしたり、制限を変えたりしながらやるのが良いでしょう。
その上で、例えばパス練習にしてもただ対面でダラダラと蹴らせるのではなく、
トラップの位置を意識して欲しい
という狙いがあれば、声掛けが自然と「今のトラップで蹴りやすかった?」といったものになりますよね。
まずは全体を通して、
今日は子どもたちに何を身につけさせたいのか?
という狙い(課題)を設定し、そこから最後のゲームまでの逆算でメニューを作り上げる必要があります。
2.練習のメリハリの無さ
狙いを決めてメニューをつくる際に、メニューの中の強弱をつけなければなりません。
どのメニューは強度を高く、体を積極的に当てて実戦に近い形で取り組んで欲しいか。あるいは、このメニューはとにかくトラップにだけ意識して、リラックスして取り組んでもらうなどですね。
常に100%で取り組むことはできないので、”どこで”力を発揮してほしいかを、指導者側でデザインする必要があります。
また、子どもたちがダラダラ練習している時なんかは、笛を使って一旦みんなを集めて指摘することも良いですね。
その時は怒るのではなく、
自分(指導者)は今のみんなの状態にどう感じていて、どうして欲しい
という現状の共通認識からの改善案を伝えましょう。
3.臨機応変の無さ
メリハリをつけるポイントをあらかじめメニューに盛り込んでおいたとしても、どうしてもメリハリがつかないこともあります。
例えば、予定していた練習メニューが難し過ぎて、子どもたちが理解できていなかったり、想定していた現象すら起こらなかったりすることがあります。
そういう時にみんなを集めて、
「しっかりやれ!」
と言っても、そもそも自分のミスで子どもたちが動けていないので、そこは自分が変えなければなりません。
それはつまり、メニューを別のモノに変えるということです。
となると、本メニューとは別にサブメニューも作っておく必要があるのです。
そこまでするのは確かに面倒ではありますが、オナニーな指導ではなく、子どもたちにとって本当に良い練習だったと感じてもらうためには、こういう準備の質で差が出てきます。
子どもたちの表情を見れば、
「あ、この練習はあまり楽しめないんだ」
「そろそろ疲れが見えてきたので、ちょっと早いけど休憩にしよう」
等といったタイミングが見えてきます。
常に答えは子どもたちが持っていて、僕たちコーチが持てるのは選択肢だけです。そのためにも、選択肢は複数個持っておくのがベターですよね。
まとめ:まずは子どもたちとコミュニケーションを深めることから
次回から、ガンガン質の高い練習を指導したいのはやまやまですが、それをする前にまずはやるべきことがありますよね。
子どもたちとまずは仲を深めて、僕の話を聞き入れやすい土壌を固めなければなりません。
「まつをのアドバイスならやってみよう」
と思ってもらうためには、まずは子どもたちの僕に対する信頼を高めていかねばなりませんよね。
昨日は早速U-12の子どもたちの名前は全員覚えたので、次回からは名前を聞くことなく、むしろどんどん呼んであげないといけません。
心理学的にも、人間は自分の名前に少なからず誇りを持っているそうで、自分の名前を呼ばれることは嬉しいことだそうですよ。
ガンガン名前を呼びつつ、次はU-10の子どもたちも覚えてしまいたいですなあ。
何にせよ、子どもたちとの信頼関係を一番に築くこと、これが第一のミッションです。
その上で、徐々に具体的なプレーアドバイスをかけていきたいと思います。
親友にも言われましたが、自分の小学生時代もそうでしたが、仕事終わりや休日にいちボランティアとして来てくれているコーチ陣に、高いレベルを求めることは決して理にかなっているとは言えないのですがね。
他のコーチ陣についてとやかく言うことはせず、自分のコーチングにだけ集中して、改善していきたいと思います。
まずは、このチームにおいても一歩ずつですね。
ほいで今日は、夜にいよいよフットサルリーグが開幕です。
怪我無く、開幕ハットトリックかましてきたいと思います!