あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年は日本サッカーにとって2つのビッグイベントがありますね。
- アジアカップ
- パリ五輪
アジアカップはフル代表、パリ五輪はU-23とそれぞれで体制が異なるのでどちらも楽しみです。
元旦の昨日はタイ代表との試合が行われ、その後にアジアカップ2024の日本代表メンバーが発表されました。
昨日の試合は結果的に、後半から出てきたアジアカップメンバーがいかに前半のお試しメンバーと比べて、プレークオリティが高いかを示すこととなりやした。
奥抜選手と伊東選手の2人には期待していたんですけどね…まあ今後の代表活動で怪我人が出た際に呼んでもらえるよう、今のチームからステップアップすることが求められますね。
個人的に、今回のアジアカップ2024は歴代最強のメンバーで挑む大会になると思っています。
なので新年最初の記事では、今大会の展望と注目選手について語っていきます!
アジアカップ2024の日本代表メンバー26名
まず、昨日の記者会見で発表されたアジアカップの日本代表メンバー26名になります。
- GK:前川
- RB:菅原★
- CB:谷口
- CB:板倉
- DM:守田
- DM:遠藤
- LM:三笘
- OM:南野
- CF:上田
- RM:堂安
- CF:細谷★
- GK:野澤
- LM:中村★
- RM:伊藤
- CB:町田★
- RB:毎熊
- LM:旗手
- CF:浅野
- LB:中山
- OM:久保
- LB:伊藤
- CB:冨安
- GK:鈴木★
- CB:渡辺
- CF:前田
- DM:佐野
今大会は26名の招集が許可されたことで、まだ怪我明けでコンディションが万全ではない選手も、トーナメントに照準を合わせて調整させることができます。
召集メンバーのバランスも良く、複数のポジションをこなせる選手が何人かいるので、たとえアジアカップ期間中に怪我人が出たとしても、このメンバーであれば問題なさそうな印象です。
★が付いている選手は僕が注目している選手になりますので、後で詳しく紹介していきます!
アジアカップ2024日本代表の予想フォーメーション
26人のメンバーを基に、フォーメーションを予想してみましょう。
基本フォーメーションは4-5-1かな?
上田
中村 久保 伊藤
遠藤 守田
伊藤 板倉 谷口 菅原
鈴木
このフォーメーションは現時点でコンディションが万全な選手になるため、
- LM:三笘
- CB:冨安
- LM:旗手
といった怪我明けの選手は、決勝トーナメントでの合流に向けてコンディションを整えることになります。
残った選手は
浅野・細谷
前田 南野 堂安
佐野
中山 町田 渡辺 毎熊
前川・野澤
になり、基本フォーメーションにこれらの選手を交代で当てはめていくことになるでしょう。
こう見ると、DMのローテーションメンバーが少ない点が懸念されるため、おそらくは4-3-3と併用することになるでしょう。
冨安選手が復帰したら谷口選手とチェンジすることは間違いありませんが、三苫選手はこれまで久保選手と共存したことがないため、怪我明けの影響も踏まえてカタールW杯と同じように後半の切り札として使われるのではと考えられます。
そのため、上記の基本フォーメーションがほぼベストメンバーになるかと思います。
昨日の試合では、南野選手と堂安選手の連携の良さを確認でき、細谷選手のポストプレーが加わることで横だけでなく縦関係も生まれて攻撃のバリエーションが増えた印象です。
そのため、この3人も後半の切り札として使われるでしょう。
カタールW杯同様、今回も記者会見で森保監督の口から出たように、ターンオーバーをしながら戦っていくはずです。
そのためのこの1年の準備でしたからね。
こうみてもやはり、ベストメンバーと交代メンバーの質の高さも込みで、史上最強の日本代表で挑むと言っても過言ではありませんな。
アジアカップ2024日本代表の注目選手
ここからは、僕が個人的に注目している選手を紹介していきます。
これまでの日本代表常連組は省いて、新しいメンバーでピックアップしてみました。
一見新しく見えない選手も、1年前のカタールW杯まで遡ると実は日本代表の活動に関与していない選手ばかりです。
昨日の記者会見でも記者が指摘していたように、気づけばカタールW杯から12人もメンバーが変わっています。
その中でも、特に注目の5選手をピックアップしてみました!
鈴木彩艶:U23からフル代表の定位置確保へ!
まずはGKですが、今大会は選出された3選手すべてが初の国際大会となります。
森保監督としては大迫選手を正GKに据える予定だったと予測されますが、大会前に骨折という大怪我で離脱することになり、新しいGKが必要となりました。
そこで白羽の矢が立ったのが、まだ21歳の鈴木選手です。
既に日本代表でも何試合かを経験し、パス精度の良さや安定したセービングを見せています。
1試合で1回はやらかしミスをしてしまうところは、そもそもまだプロデビューして間もないこともあり多少は目をつぶることができます。
それを上回るフィジカルやセンスがあるため、今後は期待も込めてU23ではなくフル代表でポジションを確保していくことでしょう。
この大会がそのきっかけになるはずなので、最後尾から存在感を示せるか鈴木選手に注目したいですね。
鈴木選手が活躍することで、1歳年下の野澤選手の刺激にもなるのでライバル同士高め合うためにもこの大会はGK育成の貴重な機会になるはずです。
町田浩樹:スタメン顔負けのCBとしてのハイクオリティ!
初めて日本代表の試合に出た時のプレーを見て、こんなに良いCBがいたのかとビックリしたのが町田選手です。
(Jリーグファンのみなさんごめんなさい)
現代サッカーもとい今の日本代表においては、後方からの丁寧なショートパスでのつなぎや状況を見てロングフィードで大きな展開を生み出すビルドアップの力が求められます。
このビルドアップの力を兼ね備えているのが町田選手で、さらには190cmの高さを生かした跳ね返しや予測の速さで前で潰せる力など、ビルドアップだけに留まらない多彩な能力を持ち合わせているところも魅力です。
正直、冨安選手と板倉選手の壁が高すぎるだけで、個人的には町田選手も2人に続いて5大リーグのトップで活躍する能力を秘めている選手であると思います。
実際、この冬の市場でもいくつかの5大リーグのクラブがピックアップしているようですしね。
このアジアカップでは控えメンバーにはなりますが、下手するとこの大会で一気にベストメンバーに割って入ることもあり得そうなくら楽しみな選手です。
菅原由勢:積極的かつ効果的な攻撃参加が優勝へのカギ!
お次は日本代表ファンなら注目選手に挙げるならそらそうや、と言われそうな菅原選手です。
既にもう日本代表の常連メンバーに思いますが、実は初めてのキャップはカタールW杯を終えてからになります。
なのでまだ代表に定着して1年程度なのですが、その実力からすっかりRBの1番手となりました。
オランダリーグで5シーズン目を迎え、昨季はリーグベスト11級の活躍をした上で、今季も絶好調を維持しています。
絶好調というか、菅原選手の能力がオランダリーグのレベルを超えてしまっているので、恐らく菅原選手自身もステップアップが待ち遠しい状況になっています。
魅力はなんと言っても積極的な攻撃参加で、自分の前にいる伊藤選手や久保選手といったRMの選手の良さを活かす気の利いたサポーができ、その上クロスやシュートの質も高いです。
クロスだけでなくシュートも上手いということは、相手DFにとっては選択肢を絞った守備をすることができないため、とても対応がしにくい選手になります。
その上、ポジショニングも良いためなおさら嫌な選手なわけでして。
知性とスキルを兼ね備えた、現代のサイドバックで必要な能力を備えた日本代表の右サイドバックの系列に新たな1ページを添える、今後の日本代表を支える超重要な選手です。
特に、今の日本代表は右サイドで攻撃を作り、左サイドで仕留めるというスタイルが定着しており、この右サイドで作る担い手の一人が菅原選手です。
今回のアジアカップ2024は、決勝トーナメントを勝ち進めるかどうかは菅原選手の攻撃参加がカギになると個人的には思っています。
1番期待している選手です!
中村敬斗:チーム窮地を救う圧巻のシュートセンス!
菅原選手と並んで、僕が今の日本代表で一番注目していて尚且つ大好きな選手が中村選手になります。
僕の口からこう言うのも申し訳ないのですが、中村選手はサイドアタッカーとしてはスピードが遅く、ドリブルでゴリゴリと突破していくタイプではありません。
そういう点ではファンにとっては三笘選手の方がサイドアタッカーとして魅力に感じるかもしれませんが、中村選手の1番の魅力はなんと言っても類稀なるシュートセンスになります。
ロングシューターで左サイドのどこからでも狙うことができ、ペナルティエリア内に入った際はダイレクトで合わせるのも巧みです。
その理由は下半身の筋力が整っていることでして、ミドル・ロングスパンのスピードはそこまでないものの、身体のバランスが良く、ショートスパンの敏捷性を持っています。
そのため、相手をズラしてシュートを打つ際に、バランスを崩さずに強いシュートを打てるので、相手をドリブルで抜き切らずにゴールを狙うことができ、そのことを中村選手自身がわかっているのも大きな点です。
本来、サイドアタッカーは自分でドリブルで相手を抜いてシュートを狙おうとしますが、中村選手はペナルティアリア付近から遠いところでは無理してボールを持たず、味方の選手にボールを預けます。
そして他の選手間でボールが動いている間に自分はペナルティエリア付近に侵入し、エリア付近でボールを受けたらあとはシュートを打つだけという状態を作り出しています。
既に日本代表でも5ゴールを決めていますがその理由がまさにこれでして、他の突破が得意なアタッカーにボール運びを任せて、自分はゴール前で虎視眈々とタイミングを伺いながらこぼれ球やパスを受けてシュートを沈めています。
個人的に、今の日本代表は右サイドで攻撃を作っているので、左サイドは仕留めるタイプのアタッカーが必要です。
そう考えると、三苫選手よりもシュートが上手い中村選手を左に置くほうが、実はチームのバランスとしては合っていると思うんですよね。
もちろん、三苫選手もスーパーなドリブル突破を持っているので、三苫選手はやはり後半から出て相手を蹂躙するのが一番輝けるステージです。
今回のアジアカップ2024は奇しくも三苫選手が怪我でグループリーグはコンディション調整となることが予想されるので、個人的には中村選手のアジアカップになると密かに期待しています。
細谷真大:ターンオーバー組の攻撃力を底上げする多彩な引き出し!
最後に紹介するのは、パリ五輪の絶対的エースストライカーの細谷選手です。
細谷選手は2022年のJリーグヤングプレイヤー賞を受賞し、既にその能力は日本のファンには知れ渡っている存在です。
ただ、まだ日本のA代表に完全に定着しているわけではなく、一昨年のE1選手権で代表デビューを飾ったもののインパクトを残せず、再度Jリーグで修行を重ねて、昨年末に怪我人の代役として、再召集されました。
そのワールドカップアジア2次予選でゴールを奪ったことで、A代表でも通用することを見せて今回のアジアカップ2024に滑り込んできた印象です。
少し前に代表定着が期待された町野選手と似ているところがあるものの、CFとして必要な全ての能力が町野選手よりも高い印象を受けます。
個人的に特に素晴らしいと感じているのが、トラップの上手さです。
細谷選手は抜け出しからのゴールやポストプレーといったところが注目されがちですが、それらを支えているのが細谷選手の丁寧なトラップです。
裏に抜け出して半身で受ける際も、相手DFのブロックを掻い潜りながらすぐにシュートが打てるところトラップをしているからこそゴールが決まり、相手DFを背負いながらDFの足が届かない絶妙なところにトラップしているからこそ奪われずに味方に繋げたり、焦った相手DFのファウルを誘ったりすることができています。
もちろん、相手DFの裏に抜け出す動き出しやポストプレーで味方のパスを引き出すタイミングも絶妙で、相手DFのラインを上下させることで2列目のダイナミズムを生み出しています。
このアジアカップ2024でも、スタメンで出場することは無いとは思いますが、途中から出ても上田選手や浅野選手が出ていた間のチームのクオリティを下げることなく、むしろ疲れた相手DFにとってさらに脅威をもたらす存在となるでしょう。
まだ日本代表としては1得点なので、この大会で3得点くらい期待したいですね。
アジアカップ2024で日本は5度目の優勝を!
僕の注目選手はいかがでしたでしょうか?
あくまでも僕個人の注目選手ですし、26人の中には他にも魅力的なプレーを見せてくれる選手がたくさんいます。
そういう意味でも、やはり今回のアジアカップ2024はこれまでの日本代表から別の次元に移った、ネオ日本代表を見ることができると思っています。
日本代表の皆さんには申し訳ないですが、アジアカップ2024は優勝が必要最低条件です。
これは希望ではなく、このメンバーで挑むからこその責務と言えます。
最近の日本代表の活躍は全世界が注目しているので、アジアカップ2024ではその力を思う存分に発揮して、2026年のワールドカップに向けて更なる飛躍の年にしてくれ日本!
頑張れ日本!
日本代表の欧州メンバーの活躍をチェック!
気づけば、日本代表メンバーの半数以上が欧州組になりましたね。
日本代表選手たちの普段の試合は地上波テレビでは追いかけることができないので、別の視聴媒体で追いかける必要があります。
せっかくなので、僕がいつも確認しているYouTubeチャンネルを一覧で載せておきますね。
リーグ(国) | 視聴媒体 |
日本代表 | JFATV |
CL/EL | WOWOW |
リーガ・エスパニョーラ(スペイン) | DAZN Japan |
プレミアリーグ(イングランド) | SPOTVNOW |
ブンデスリーガ(ドイル) | ABEMA |
セリエA(イタリア) | DAZN Japan |
リーグ・アン(フランス) | DAZN Japan |
プリメイラ・リーガ(ポルトガル) | DAZN Japan |
ベルギー・プロ・リーグ | DAZN Japan |
スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド) | SPOTVNOW |
Jリーグ(日本) | Jリーグ公式チャンネル |
ぜひ参考にしてもらえればと思います!毎週末チェック!
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