こんばんは。
この土日は連続で札幌日帰り弾丸スカウティングツアーでしたが、何とか乗り切りました。
疲れますね、高速も飛ばしている車もあって怖いのなんの。
生きて帰ってこれてよかったです。
さて今日は引き続き、ポジション別の自分なりの着眼点を紹介していきたいと思います。
フォーメーションは4-4-2に限定です。
オフェンスの場合の着眼点
ボランチ
ボランチというポジションは、フォーメーションのど真ん中で、何事もバランスを取っていかなければなりません。
僕がまず第一に注目している点は、パスの中継地点としてより多くボールを触っているかどうか。ディフェンスの選手をフォローしてビルドアップを手伝ったり、オフェンスの選手をフォローしてゴール前に切り込んでいく手伝いをしたりと、とにかくたくさんボールに絡まなければなりません。
シンプルに、ボールタッチ数が多いボランチは、その分周囲からも信頼されているし、ポジショニングも良いということがわかります。
次は、パスの精度と出しどころ。当たり前ですが、ボランチはパスの回数も多くなるので、ミスばかりですと話になりません。まずはしっかりと味方の足元、あるいは走りこむスペースに丁度いい速さのボールを出せているかが大事になります。
精度と同時に、出すところも大事になります。ボールをもらった相手がすぐ取られてしまえば、それは出し手にも少なからず問題があったのです。特にボランチの位置は、75%の成功率が必要とされています。その点でも、出しどころを瞬時に判断して、良いところ悪いところの見極めは大事になります。
最後に、ドリブルもできるとかなりの選手と言えます。ボランチは360度から狙われるので、常に相手とボールの間に自分の身体を入れて、ボールプロテクトしながら運ばなければなりません。これができている選手は、パスだけでなくドリブルの選択肢も持てます。武器は多く持っていればいるほどいいですからね。
サイドハーフ
サイドに求められる点はやはり、縦への突破力。これがないと、難しいと思います。
中に切れ込むのも良いですが、中に入ってくるとすでに2人のフォワードが待ち構えているので、渋滞しないとも言えない。それにコーナー付近は広大なスペースがあるので、そこで勝負できる選手はとても貴重です。となると、突破力で求められるのはスピードでの突破か相手の逆を突きながら進むテクニカルなドリブル。ただこのフォーメーションで言えば、スピードタイプの方が輝きやすいように思います。というのも、このフォーメーションはショートカウンターかロングカウンター向きなので、カウンター戦術においてサイドの選手に必要とされるのはいかに早く駆け上がるか、だからです。
あとはクロス精度があると良いと思います。
シュートは3番目で。フォワードが2枚いるぶん、そこで頑張ってもらうのがベストなので、やはり大事なのはサイドを突破してチャンスを作る、サイドバックと連携して崩す、の2つかなとおもいます。サイドバックさっき言ってねーじゃんてね。(笑)
フォワード
点を決めてください。(笑)
シンプルですけど、サッカーは点を決めないと、負けることはないけど勝つこともできないスポーツです。相手ゴールに一番近い人がその役目を遂行するべきです。
あとは、ポストプレーで味方に確実に落とすか、サイドに流れて、中央のスペースを空けるか、など自分より後ろの選手たちが前に出やすいようにサポートできれば良し。
基本はゴール前で冷静にシュートを決める技術ですね。でも、これはたくさんありまして、クロスにダイレクトで合わせる(トラップをいちいちしていると詰められる)、ヘディング(サイドからクロスがよくあるフォーメーションなので)、ペナルティエリア付近で反転シュート(ポストプレーでボールが入ることがあるのでタイミングを見て)などなど。
これも今度詳しく解説してみようと思いますが、こういったものを持っている選手は、「おっ、いいね」となります。というか、なりました。
ぜひ、どこを見たらいいのかわからない!という方がいましたら、参考にしてみていください。プロを見る時もこんな目線で見ても面白いかもしれませんよ~。
僕はいつもこんな目線で試合を見ています。意見あればぜひ!