突然ですが、みなさんこれまで所属していたチームの監督や指導者から嫌われた経験はありますか?
ちなみに僕は自慢じゃありませんが、嫌われた経験があります…。
高校生の時、サッカー部の監督に明確に嫌われていたし、卒業後に監督とお酒を飲んだ時も「あの時のお前は酷かった」と面と向かって言われました。
辛い思い出だ…。苦笑
自分語りはさておき、そんな僕もサッカーコーチとして働くようになり、この3年で100人以上の選手たちと接してきました。
選手たちと普段コミュニケーションを取っている中で、最もよく受ける相談の1つが、
自分は監督(指導者)に嫌われているのではないか?
という悩みです。
若いうちならなおさら、社会に出ても上司や先輩に好かれないといけない…という悩みは付いて回ります。
僕自身も上述したように、高校時代に監督から嫌われてスタメンからベンチ外となり、不貞腐れた時期がありました。
とはいえ、選手を経て指導者の立場になり、チームや個人を成長させながらマネジメントもしなければならない立場になってようやく、自分がなぜ監督から嫌われていたのかに気がつきました。
今回の記事では、僕なりに選手と指導者の両方を経験した身として、監督から好かれる選手の特徴と、逆に監督から選手が嫌われてしまう原因についても解説していきます。
監督に嫌われてしまう原因を知り、逆に監督から好かれる選手の特徴を真似することで、監督からの評価を変えることができるでしょう。
自分は監督(指導者)に嫌われているのではないか?
という悩みを持つみなさんにとって、この記事が少しでもその悩みを解消する手筈となれば良いなと思います!
それではいきましょう!

指導者は選手を4つのタイプで区別している
自チームだけでなく他チームの監督・コーチの方々と関わる中で、多くの人たちは選手たちを
- サッカーの上手さ
- 人間性
この2軸で評価している事実が見えてきました。
「彼は良い選手だが、性格に難がある」
「彼はまだ荒削りだが、練習の姿勢が素晴らしいので伸び代が大きい」
といったように、指導者はスキルを教えつつも、その過程で必ず人としての振る舞いを見ています。周囲から敬意を持たれるような人間性を育むために、時には敢えて厳しい試練を与えて観察するわけです。
監督やコーチたちと話しをしてきた結果、指導者たちは選手たちを下記の4つのタイプに分けて指導に当たっていることがわかりました。

- サッカーのプレーが上手で、人間性も優れている
- サッカーのプレーは下手だが、人間性が優れている
- サッカーのプレーが下手で、人間性も難がある
- サッカーのプレーは上手だが、人間性に難がある
この4つのタイプを見て、みなさんはどのタイプに当てはまりそうですか?
プレーの上手・下手は基準はポジションによって異なりますが、いくつか挙げるとするなら
- 得点を奪う
- 失点を防ぐ
- ミスをせずにボールを前に運ぶことができる
- ミスを突いて相手ボールを奪うことができる
といったところでしょうか。
ここからはそれぞれの選手たちを細かく分析していくので、まずは自分がどのタイプに当てはまるかを主観でも良いので決めておくと、この後の解説をより自分ごととして捉えることができると思います。
サッカーのプレーが上手で、人間性も優れている
このタイプの選手は非常に稀で、チームの中にもそう多くはいません。
チームを引っ張る存在であり、指導者はチームのキャプテンを選ぶとすればこのタイプの選手から選ぶのが基本です。
普段から他のチームメイトのお手本となり、試合でも自らのプレーを持ってチームメイトを鼓舞することができます。
僕は現在、この冬の全国選手権に出場した高校サッカー部でコーチをしていますが、チーム全体を見ているとこのタイプの選手が多いカテゴリーは、やはり一番上のトップチームです。
もちろん、トップチームの全員がこのタイプというわけではありませんが、規律を守って勝利を目指す上で、個々人が上手でありかつ人間性も優れていることは勝利への近道になります。
「優れた人間性」という観点でいくつか特徴を挙げるとすると、
- 高い目標設定
- 行動力
- 分析力(論理的思考)
この3つに絞ることができます。
では、この3つの特徴が普段の選手のどのような振る舞いに見られるのか、具体的に解説します。
高い目標設定
このタイプの選手たちが上手くなることができた理由の一つでもあり、これからも成長していく1番の要因がこの「高い目標設定」を普段から心がけていることです。
目先の勝利を第一の目標とするのではなく、
- チームとしてどこまで勝ち進みたいか、どんな成果を出したいか
- そのために自分はどんなプレーで貢献したいか
- そのために自分はどんな練習をする必要があるか
といった具合に、まずはチームとして個人としての高い目標をこのタイプの選手は立てています。
そしてこの「高い目標を立てる」ことによって、そこまで行くために達成すべき小さな目標をいくつも考え、そしてその小さな目標を一つ一つコツコツと達成していきます。
目線を常に高くしておくからこそ、今自分に必要なことが見えやすくなっています。
みなさんはどうでしょうか?高い目標を立てていますか?
その目標に到達するために、小さな目標の達成をたくさんこなしていますか?
高い目標は、決して指導者が選手たちに課すものではありません。
そういう意味でも、やはり自分で高い目標を立てることができる特徴を持つ選手は、監督からも重宝されるのです。
行動力
このタイプの選手たちは、目標を立てただけで終わらず、目標を達成すべく自ら行動します。
監督やコーチからの指示やコーチングを待つのではなく、何をすべきかを常に自分の頭で考えています。
彼らが求めるのは、自分の評価ではなくコーチ(他者)から見た自分の反省点を求めてきます。フィードバックを得ることが成長する上では何よりも重要で、それが分かって初めて選手たちは改善すべきことがわかるのです。
彼らは自分でその点が分からない時は、他者に聞くという行動を取ることもできるのです。
先日あった全国大会のメンバーに入ることができた1年生を見ると、皆がこういう特徴を持っていました。その選手たちと同じように入学当初光るものを見せていたものの、最終的にメンバー入りできなかった者たちとの間にある差は、この
フィードバックを得て、過去の自分から一歩でも二に歩でも成長していく姿勢
の差が大きいように感じています。
彼らはこのビジュアライゼーションを、昨日よりも成長することと設定しているのでしょう。
また、文句を言わないとも言いましたが、何も監督やコーチ陣の指示をただ聞くだけのイエスマンというわけではありません。練習や試合で気づいた点は文句ではなく、自分で代替案を自ら持ってくることがあります。
つまりこの特徴の選手たちは、大人ともコミュニケーションを円滑に図ることができます。もちろん、中には物静かなタイプもいますが、こちらから話しかけた時には必ずきちんと受け答えができています。
こういったチームにとってポジティブな変化をもたらす代替案は、例え即効性が無くとも時間を掛ければ必ず上手くいくことがほとんどなので、指導者陣営も「うるさい!おれの言うことを聞け!」とは言わず、「やってみようか」となるはずです。
分析力(論理的思考)
ちなみに、このタイプの選手たちは文句を言うことがほとんどないのですが、それは失敗やミスがあっても他人のせいにせずに自分ごととして捉えているからです。
まずは自分の頭で失敗やミスを冷静な目で分析し、「なぜ失敗したのか・どうしたら防ぐことができるか」を常に自分の頭で考えようとしています。
サッカーは相手のミスを突くスポーツなので、自分のミスを分析することはすなわち相手のミスを見抜く力も同時に養っています。
このような特徴を備えている選手たちはこれからも必ず成長しますし、これらの特徴を持っているからこそサッカーのプレーが上達したのです。
まとめると、指導者はこのタイプの選手たちを
信頼
しています。
時には自分の決断に不安を覚える時に、このタイプの選手たちからも賛同してもらえると、指導者にとっていは大きな自信にもなるのです。
サッカーのプレーは下手だが、人間性が優れている
プレーが下手と言っても、ここで指す意味は「コンスタントに試合に出場していない」「トップチームに入ることができていない」としてもらえたらと思います。
中には、他のチームにいけば上記の基準を満たす場合がありますが、自チームで上記のような状況の選手についてはこのタイプに当てはまるかと思います。
このタイプには、この1年で特に自分が接してきたセカンド・サードカテゴリーの選手が多くいました。
1年生でサッカー部に入ってきた当初に、強豪校の中では自分は下手なのだということ理解して、謙虚に練習に励む姿勢を持つ選手たちは、時間こそかかれどもいずれサッカーのプレーも上手になります。
このタイプの選手たちは、成長するために監督やコーチと積極的にコミュニケーションを取ろうとする選手が多く、実際に話していても成長意欲があるので話していてとても気持ちが良い(感情移入もあるだろうけど)。人の話をきちんと聞いて理解し、自分の中に落とし込もうとする姿勢があります。
これは先ほど紹介した1のタイプの選手たちがもつ素質と同じなので、あとは本当に上手くなるのを待つだけです。
指導者をする上で、一番教えていて楽しいのがこのゾーンにいる選手たちです。特に小学生はみんな成長意欲の塊なので、最初はこのゾーンにいます。
ただ、やはり下手なゆえにたくさんの失敗をするので、時にはひどく落ち込んでしまう選手もたくさんいます。そういった時に敗の多さを責めるのではなく、励ましてあげることができる指導者が、選手を伸ばすことのできる指導者なのかなと自分は感じています。
このゾーンにいる選手たちに必要なことは、
- 辛抱強く耐えること
- たくさん失敗をすること
の二つが必要です。①のゾーンにいる選手たちも、幾多の試練を乗り越えて①のゾーンに入ることができました。最初から上手い選手などいません。
人知れず誰よりも練習する時間を取ることで、下手さを補い、そして上手くなっていくのです。
自主トレ&プロテイン摂取がカギ!
自主トレはどこでもできますからね、よければ一例として、この練習を参考にしてみてください。
このゾーンにいると感じているあなたは、練習ももちろん大事ですが、それと同じくらい強い身体を作ることも大事です。
そこでおすすめしたいのが、DNSのプロテインです!
飲み方については、この記事を参考にしてみてください。
ちょっと値段は張りますが、本気で自分を変えていきたいのであればDNSのプロテインは最適です。
学生時代に自分は筋トレ後にウィダーのプロテインを飲んでいて、もちろんそれでも筋肉は付きましたけど、やはりDNSプロテインSPに敵うプロテインはありません。
配合されている成分が、より強く大きい筋肉を作るためのものがふんだんに使われています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね!
まとめると、指導者はこのタイプの選手たちを
応援
しています。
もしこのタイプにあなたが当てはまるのであれば、監督はあなたにトップチームに新たな風を吹き込むことを期待しているでしょう。
サッカーのプレーが下手で、人間性も難がある
一概に、プレーが下手を一括りにすることはできませんが、チームの試合に絡めずに不貞腐れる選手はたくさんいます。
そんな状況でも目標を持って頑張って欲しいところではありますが、中にはその状態がずーっと続いて他の選手に迷惑をかける選手もいるのが事実です。
このタイプの選手が指導者から嫌われてしまうのは当然ですが、どこが原因で嫌われるのかをしっかりとここで分析してみたいと思います。
あなたがもし、ないとは思いますがこのタイプの状況に陥ってしまった時に、抜け出すためには下記に示す原因と真逆のことをやると良いでしょう。
目標を持って取り組まない
このタイプの選手は、人間性において1,2のタイプの選手と真逆の特徴を持っています。
それが原因で上手くならないわけですが、基本は
人のせいにする
「いやいや、スポーツでメモを取る時間なんてないよ」と思っているそこのあなた!別に練習中にメモを取れなんて僕は言いませんが、その代わりに練習後の振り返りノートを書くことを強くお勧めします。
振り返りノートの書き方については、別の記事で説明しているのでそちらを読んでみてくださいね。
人の意見を聞かない
2つ目ですが、これに対しても「いやいやそもそもチームにコーチがいるし」と反論する人もいると思います。
ここで言うのはそうではなく、コーチ以外の第3者の目線も活用せよということです。そもそも、コーチはあなた以外の他のチームメイトのことも観察しなければならないので、必ずしも毎回的確なフィードバックをもらえるとは限りません。
そんな時に、例えば保護者や兄弟、あるいは友人に自分の試合や練習を見てもらうことで、自分のためのより深い分析を行ってくれるかもしれません。
チーム全体の中での自分の役割をコーチがフィードバックしてくれる代わりに、家族や友人といったプライベートコーチたちは、あなた自身のプレーそのものに対するフィードバックを行ってくれるでしょう。
無理してサッカーを続ける必要はない
もしあなたが万が一このタイプの選手だとするならば、僕はこう伝えたいです。
「サッカーだけが人生ではない」
というのも、あなたはもしかすると他の才能があるかもしれません。たまたまサッカーが合わなかっただけで、他のスポーツや趣味、勉強、仕事に舞台を移せば輝く可能性はあります。
だからこそ、サッカーにこだわる必要はありません。
勇気を持って、別のことに一歩踏み出してみましょう。
まとめると、指導者はこのタイプの選手たちを
どうにかしたい
なんて思いません。
指導者はその名の通り指示は出しますが、その指示を受け入れて実行するかは本人次第です。
やはり人間性が優れている人は監督やコーチの意見を聞き入れる姿勢がありますが、このタイプの選手には何を言っても無駄になります。
繰り返しになりますが、このタイプの選手に指導者としてできることはありません。
実力が伴っていないのに試合に出すという甘いことをしてしまうと、他の真面目に取り組む選手たちからも不信感を買うことになるため、庇うこともしません。
このタイプの選手がこの状況を変えたければ、自分で這い上がる他ありません。
サッカーのプレーは上手だが、人間性に難がある
指導者的には、ここが1番厄介なセグメントです。
ちなみに後述しますが、学生時代の僕もこのセグメントに属していた時期がありました…。(苦笑)
このセグメントの選手のほとんどはプライドの塊なので、そのプライドを崩すのが大変です。確かに過去の練習の賜物でプレー自体は上手いのですが、過去の栄光や過度な自信が、自身の成長スピードにブレーキをかけてしまっています。
情熱があるのは良いことだが…
こういった選手の特徴に、自分やチームの失敗を他人に押し付けます。また、今自分が置かれている環境に対してとにかく文句を言います。
社会に出てもこういう類の人はたくさんいますし、かくいう自分も成長していないなと感じる時は、必ず何かのせいにしてしまっています。
更に言うと、指導者に直接文句は言わずとも、不貞腐れた態度を出している選手が多いです。自分では隠しているつもりでしょうが、コーチをしていると丸わかりですね。(自分もそう思われていたんだろうなあ…)
他にも、試合の大事な場面で大きなミスをするという特徴もあります。自分のミスであっても文句を言うことが常習化しているせいで責任転嫁の癖がついてしまい、いざという時にビビって力を発揮できず逃げようとし、逆にそれが命取りとなってピンチを招きます。
そういう選手は、要注意人物だなと思って見ています。このような資質を持った選手はスタメンと控えの瀬戸際にいるか、あるいはベンチで出番が巡ってこない場合が多いです。
この特徴を備えた選手たちに対しては、一度自身の考え方や無駄に高いプライドが間違っていることを理解させてやらねばなりません。
そこで必要になるのが、自分より遥に周りのレベルが高いカテゴリーや相手とプレーさせることです。
そこで自分の下手さ直面させることで、強制的にこれまでの甘い考えを転換させ、自分自身で成長するために何が必要かを考えさせるきっかけにします。これで変わることができれば、この選手は1のセグメントに入っていくことができ、一気に成長スピードが上がります。
自分を客観的に見ることができれば、おのずと先ほど述べたメンタル面の改善にもつながるでしょう。
ただし、必ずしも全員がそうなるとは限らず、その現実を受け入れることができずに、結局元の自分が気持ちよくいられる場所に戻る選手がいます。心理学的にはこれを、ホメオスタシス(恒常性維持機能)と言います。そういう選手は、後で説明する4のセグメントに入ることになります。
こればかりは、指導者がいくら手を差し出しても、選択したのは選手自身なので、成長せず現状維持を望むのであれば、あとは自己責任でそのセグメントで勝手にやってもらいます。
基本的に人間関係の大原則として、たとえ指導者であっても人を変えることはできません。きっかけを与えることはできますが、最終的に変わるかどうかは本人次第です。
例えるなら、飼い主は馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ますことはできないのです。飲むかどうかは馬次第です。
ここの例えで言う飼い主は指導者で、馬は選手たちですね。
人がなぜ変われないかについて、アドラー心理学ではトラウマ論を否定し、目的論で説明します。
通常は過去に何かの出来事がきっかけで変われないと人は思っていますが、実際は過去など関係なく、その状態を維持するという目的があって変わらないというのがアドラー心理学の考えです。
この記事を読んでいる人の中にも、心当たりのある人がいるのではないでしょうか?
というのも僕も昔は何かできない時、踏み出すことができない時の心理状態がそうでしたし、多くの大人たちもそのような経験が必ずあるはずだからです。
トラウマによる自分自身の束縛を克服し、目的を持って、変化する勇気を持てる人になりましょう!
指導者にとっては、このゾーンにいる選手を1のセグメントに持っていけるかどうかで、指導力が試されると言っても過言ではありません。
今すぐ筋トレをしよう!
「僕はこのゾーンにいるかも」と思うそこのあなた!
思い上がりを捨てて、とりあえず今すぐ筋トレをしましょう。
このゾーンに居る選手は、すぐに天狗になる癖があり、継続性という言葉とは正反対の性格をしていますよね?
筋肉というものは、継続性の賜物と言っても過言ではありません。
例の如く僕は学生時代筋トレが大嫌いでしたが、社会人になって筋トレを習慣にするようにしました。
正直、始めた当初はキツイくて何度も途中でやめたくなりますが、そのキツさに2週間耐えることができるとですね、徐々に体に変化が見えます。自分の取り組みに対して良い変化が見えてくると、僕たち人間は嬉しくなるものです。「もっと良くなりたい!」という想いが強くなって、自然と継続できるようになります。
メンタル強化にもなるので、良いことしかない!
なのでまずは、自重筋トレから始めてみましょう!
詳しい自重筋トレメニューと、体幹トレーニングのメニューについては
https://football-philosophy-lab.com/muscle-training-change-prank
でまとめています。
僕は、大学時代まで筋トレと無縁の生活を続けてしまい、とても後悔しています。
もっと早くに筋トレの大事さをしっておけば…とあなたもならないよう、後悔したくないのであれば今すぐ行動にお越し、1日おきでもいいので続けてみよう!
筋トレのメリットについて、早稲田大学の教授のサポートの下、科学的な数値結果から解明されています。
上健康維持・免疫・デキる大人の必須条件として、筋トレは既に常識となっているようですね。
ホントに良いことしかないよ!
まつをは選手としてどうだったのか?
ここまで、選手を4つのタイプに分けて、それぞれのタイプの特徴を見てきました。
せっかくなのでここからは、ワタクシまつをが選手としてどのタイプだったかを紹介したいと思います。
「お前のことなんぞ知ったこっちゃないわ!」という方は、読み飛ばしていただいて結構です。
誇れるサッカー人生を歩んでいない僕だからこそ、未来あるあなたにはぜひ人の振り見て我が振り直していただきたいのです。
僕は小学校から中学校まではチームのキャプテンをしていたこともあり、間違いなく「サッカーのプレーが上手で、人間性も優れている」選手でした。
同学年のチームは決して強くはありませんでしたが、個人としては市内でも1〜2位を争う上の年代の試合にも出続けて、同年代の大会だけでなく上の年代の大会でも優秀選手に選ばれるなどの実績を積むことができました。
残念ながら地元の強豪校(ちなみに僕が今コーチとして勤めている高校)から推薦が来なかったのと、私立はダメという家の方針もあって全道大会に何度が出場したことのある高校に進学しました。
進学した当初、僕は弱小チームの出身だったため、トップチームの試合に絡めるようになるのは3年生が引退した夏からだと踏んでいたのですが、思いの外、僕は自分が思っていたよりも上手かった&評価されたことで、1年生の初めからトップチームに帯同することになってしまいました。
今思うと、ここが僕にとって「サッカーのプレーは上手だが、人間性に難がある」選手になってしまったタイミングであり、不遇の高校サッカー時代を過ごすことになった元凶だったように思います。
もちろん、すぐにトップに引き上げてくれた監督には感謝しかありませんが、ここで僕は天狗になってしまいました。
1つ上の学年の試合では当たり前に試合に出ることができるだろうと考えて練習も怠慢になり、故に好不調の波が激しくなります。
高校の監督は全日本合宿まで参加したことのあるプレイヤーで、何度も僕に厳しく指導してくれましたが、周りより上手いという事実の上にすっかり胡坐をかいてしまっていました。
気づけば、監督にメンバー外にされても「自分を外す監督がアホだ」と自分でミスを振り返ることができない最低の選手になり、結果として2〜3年生で出場した公式戦の数は、1年生の時よりも少ないという惨めな数字を残す羽目となりました。
大学で大阪に出て県1部の上位クラブに入団した際に、その伸びに伸びきった天狗鼻はバッキバキにへし折られ3のセグメントに転落しました。
自分で3の人間性が良いセグメント、というのもおかしな話しですが、僕の良かったところはやっぱりサッカーが大好きだったことでしょうね。
大好きだからこそ、「チームメイトに負けず結果を残して試合に出たい」「レギュラーになりたい」という気持ちが湧き、自主トレに励むことができました。
プロテストに合格するまでには届きませんでしたが、後悔なく最後までやりきれたのもサッカーを心から楽しんでいたからでしょう。
指導者に好かれる選手になるには?
ここまで、4種類のタイプを見てきましたが、指導者に好かれる選手になるためのアクションプランをまとめていきます。
参考にしてみてくださいね。
- 大きな目標を立ててみよう!
- 改善点を探しながら練習に取り組んでみよう!
- 自分のプレーを振り返る時は、指導者やチームメイトにもアドバイスをもらおう!
- 自分なりの考えがある時は、指導者やチームメイトにしっかりと伝えよう!
- チームメイトを批判するのではなく、積極的に助けよう!
最後にお願い
あなたは今どこのセグメントにいますか?もし2~4にいたとしても大丈夫!
この記事で、あなたは自分自身の弱点に気づくことができましたからね。
これを言うと元も子もありませんが、指導者に好かれようと思わないでください。好かれようと媚を売る選手ほど、指導者に嫌悪感を抱かせる選手はいません。
では君は何をすればいいのか。それは謙虚に努力する、ただそれだけです。そのような選手に指導者たちは関心を寄せ、成長を見守りたくなり、そしていつしか信頼へと変わっていくのです。
あとはあなたが変わるだけです。準備はできましたか?
明日から?いやいや、今から始めましょう。
まずは最初の一歩を踏み出して!僕のようにならないことを願っています!